価格:900円(税込)
販売元:20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
この夏リリースされた続編は、「フェミニンな部分を捨てなくても政治の世界で通用する」という真の意味でのフェミニズムを明るく教えてくれる作品です。
ヒロイン、エルを演じるのはリーズ・ウィザースプーン。彼女は、合衆国独立宣言に署名した政治家でありブリンストン大学の初代学長でもあるジョン・ウィザースプーンの末裔です。父親は外科医、母親も医学博士という超インテリの家庭で育ち、彼女自身も名門スタンフォード大学で勉強をしていた非常に頭のキレる女性なんですね。
そのため、ハリウッドにおけるブロンドのインテリの先駆けであるジョディ・フォスターとよく比べられていましたが、『キューティ・ブロンド』のヒットにより、「リーズは "若さと美貌とセクシーさをバックシートに回さずに、さらにブロンドのままインテリを演じる" というジョディが成しえなかった偉業を成し遂げた」と高い評価を受けるようになりました。ジョディが代表作『羊たちの沈黙』で、FBI期待の新人クラリスを演じるにあたって、髪をダークカラーに染めていたのとは対照的ですね。
20代前半で映画製作会社を作り、本作では製作総指揮も勤めているリーズは、製作に関わる理由を「モラルや自分の価値観を大切にしたいから」と述べています。
映画のなかでもオフ・カメラでもあらゆる面でポジティブな彼女は、さまざまな雑誌の人気投票で頻繁に No.1に選ばれていて、まさにアメリカの若い女の子のロール・モデルなんですよね。
サブタイトルの Red, White & Blonde は、Red, White & Blue (星条旗) にかけたもの。
汚い金権政治を展開する政治家たちに一般市民の声を届けようとするエルは、『1』でもお馴染みの女子学生社交クラブの仲間の助けを借りて草の根運動を展開します。この汚職政治家とエルの対決が、ブッシュ政権と平和運動家/環境保護主義者の対決によく似ているので、星条旗=愛国心という大義名分の裏で悪事をはたらくブッシュ政権を風刺した映画としても楽しめます。
オリジナルがヒットした後、ファッション系の女の子の間で法律に興味を持つ人が増えた、と報道されていましたが、続編のヒットにあやかって政治に関心を持つ若い女性が増え、ブッシュ政権打倒のためのグラスルーツ運動に参加してくれるよう祈りましょう!
- 2003年8月28日
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- [コメディー]
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