『シュレック2』は公開最初の週末で1億430万ドルというセールスを挙げ、『スパイダーマン』に次ぐ歴代2位の記録を樹立しました。
ヒットの要因は、大人も楽しめる内容だから、というのが一番大きいですね。
プリンセス・フィオナの父親(王様)とシュレックの確執は、「花嫁の父と娘婿の対立」という大人のドラマによくあるテーマなので、ごく普通の大人もプロットに感情移入できますからね。
それに、O.J.シンプソン事件やアカデミー賞のパロディ*など、明らかに大人向けのギャグも随所に盛り込まれてるから、大人が最後まで飽きずに見られます。
だから、両親そろって子どもを連れて映画に行く観客が多く、セールスが伸びたわけです(たいていのお子様用映画は大人にはつまらないので、父親か母親のどっちか、貧乏くじを引いたほうが仕方なく子どもを連れて劇場に行く、というのがふつうです)。
もう一つ、PRの天才がキャスティングに関わったとしか思えないのが、ラリー・キングの起用ですね。
ラリー・キングが醜い女性の役で声の出演をしたことが映画とはまったく無関係な様々なトーク・ショウで大きな話題になり、『シュレック2』のいい宣伝になりました。
と、こんなことばかり書いていると、「じゃ、子ども向けじゃないのかしら?」と思われてしまうかもしれませんが、もちろんそんなことはありません。おとぎ話や童謡のキャラクターをことごとくパロディしているので、子どもたちも十分楽しめます。
ただ、マザーグースや英語でしか知られていない童謡のパロディが日本ではウケないのでは?という心配は残りますよね。
例えば、シュレックを助ける目の見えない3匹のネズミやマフィン・マン。
それぞれ、Three blind mice, See how they run!、Do you know the muffin man that lives on Drury Lane?という出だしで始まるマザーグースと童謡で、英語圏では知らない人はいないんですよね。
だから、3匹のネズミが走り回り、ドルリー通りに住んでいるマフィン・マンが出てくるだけで大ウケしちゃうんですけど、日本だとそうは行かないでしょう。。。
でも、元ネタを知らないと楽しめないパロディ以外にもおもしろいシーンがいっぱい出てくるので、皆さんも家族全員でごらんになってください!
- 2004年7月 8日
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