結局その子どもたちのおかげでヒット!?
監督:クリス・ミラー
声の出演:マイク・マイヤーズ 、キャメロン・ディアス 、エディ・マーフィほか
配給:アスミック・エース
6月30日(土)サロンパス ルーブル丸の内ほか全国でロードショー
http://www.shrek3.jp/site/
『シュレック3』は、アメリカで5月20日に公開され、オープニングの週のセールスが約1億2200万ドルという大ヒットを記録しました。このオープニングの記録は、歴代興業成績のチャートで『タイタニック』(約6億ドル)、『スター・ウォーズ』(約4億6100万ドル)に続き第3位となった『シュレック2』(約4億410万ドル)のオープニング・セールスである1億800万ドルを上回るものでした。
でも『シュレック2』が2週目、3週目に入っても人気が落ちなかったのに比べ、『シュレック3』は制作側が期待したほど興業成績が伸びませんでした。
伸び悩みの原因を映画業界関係者は、
(1)ポジティブなメッセージが強調されていない
(2)大人や中高生向けのジョークやギャグを満載したため、大人や中高生が自分たちがターゲットにされていることを察知してシラけてしまった
と、分析しています。
(1)は、オリジナルの『シュレック』と『シュレック2』は「ルックスによる差別を非難し、文化・社会背景や外見の異なるものたちを仲間として受け入れよう」というアメリカならではのポジティブなメッセージが主題になっていたのに対し、『シュレック3』では「他者への寛容」というテーマがさほど強調されていないということです。
(2)は、制作側が真のターゲットであるべき子どもたちの姉兄や親にも、あからさまにこびようとしたことで、その下心を見抜いた大人や中高生がひいてしまった、ということ。
この2つの要因から、親が『シュレック3』の教育的効果を認めなかったため、「もう一度見たい」という子どもたちを制止し、結果的にリピーターを増やせなかったというわけなのです。
ちなみに、制作側が今回の作品に大人や中高生向けのギャグを盛り込んだ理由は、『シュレック』がブロードウェイのミュージカルになることが決まっていたから。つまり、「今のうちから“子供向けの作品”というイメージから脱皮して“あらゆる世代の人々が家族全員で楽しめる作品”という路線に変更しておこう」という打算的意図があったんですよね。しかし、この点が映画評論家にもこきおろされ、前評判が非常に悪かったにもかかわらず、4週目で2億8000万ドル、という興業成績を記録できたのは、ひとえにビジュアルの面白さだけでついてきてくれたシュレック・ファンの子どもたちのおかげだったのです。
日本でも子どもたちにウケることは間違いありませんが、読者の皆さんも「自分がターゲットにされている=セールス戦略のコマとして使われている」などと制作側の意図を意識して映画を見るのではなく、単に「大人も楽しめるビジュアルが面白い娯楽映画」としてお楽しみください!
- 2007年6月21日
- Permalink
- [アニメーション]
- Trackbacks (1)
この記事のトラックバックURL:
この記事のトラックバック一覧:
- »Incest video samples.: Incest home index free incest video. - 2008年5月25日 10:24
Incest on video. Incest video.
