サウンド・デザイン:ベン・バート
音楽:トーマス・ニューマン
配給:ウォルト ディズニー スタジオ モーション ピクチャーズ ジャパン
12月5日(金)より全国ロードショー
http://www.disney.co.jp/movies/wall-e/
『WALL・E』は、アメリカでは夏休みが始まって2週目の6月27日にリリースされました。最初のウイークエンドにはすでに6300億ドルを稼ぎ出し、最終的には約2億2000万ドルのセールスを記録し、歴代興業成績チャートで66位に位置する大ヒットになりました。
『ホートン/ふしぎな世界のダレダーレ』(3月14日公開)、『アイアン マン』(5月2日公開)や『インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国』(5月22日公開)、『カンフー・パンダ』(6月6日公開)、『インクレディブル・ハルク』(6月13日公開)などの作品の上映前に『WALL・E』のトレーラーが流れていたので、子どもたちにとっては待ちに待った作品でした。
96%もの評論家がこの映画を絶賛したため、「映画史上最高に評論家ウケした映画!」という肩書も付け加えて宣伝ができたので、親たちにも売り込みやすかったんですよね。
また、ほとんどせりふがなく、ビジュアル面だけでも楽しめる映画だったため、幼児向けの雑誌(というか幼児を持つ親向けの雑誌)でもフィーチャーされました。
さらに、ロボットが主役であること、環境問題を扱っていることなどから、中高生向けの科学雑誌や、科学者向けの専門誌でも話題になっていました。教育的な番組を専門に放送しているケーブルテレビ局でも、ロボットの特集や、人類が消えた後の地球はどうなるか、という特番を組んで、その番宣で『WALL・E』の話題に触れてくれたんですよね(以前にも何度か書いていますが、アメリカのケーブルテレビ局には歴史専門チャンネル、科学専門チャンネル、テクノロジー専門チャンネルなどが複数存在します)。
これらの理由から、この映画は公開される直前には抜群の知名度を誇り、「幼児から大人まで家族全員で楽しめる映画」、さらに「中高生にとってもおもしろい映画」「大人が見てもちゃんと鑑賞にたえる映画」として大評判に。その結果、興行面でも大ヒットとなったのです。
ちなみに、ロボット工学の世界では、日本が世界のどの国よりも秀でていることは有名ですが、欧米人はその理由を「ユダヤ教徒、キリスト教徒、イスラム教徒は偶像崇拝を禁じているため、ロボットを作ることに抵抗があるが、日本人にはそういう宗教的タブーがないから」と分析しています。そのせいか、『WALL・E』関連のチャットや、この映画のファンが立ち上げたサイトなどでは、作品中に登場する“イヴ”というロボットの目がアーモンド型だということから「日本人がモデルになっているに違いない」と断言している人や、「イヴのしぐさは日本のアニメに出てくる女の子っぽい」などと言っている人もいて、楽しめました(欧米人は、東洋人の目のことを“アーモンド型の目”と表してます)。
日本では、科学やテクノロジーの専門誌で『WALL・E』が話題になることがあるかどうかはわかりませんが、大人が見ても心温まる映画なので、公開された際にはぜひごらんになってください!
- 2008年11月21日
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