監督:ショーン・レヴィ
製作: ショーン・レヴィ、クリス・コロンバス、マイケル・バーナサン
脚本:ロバート・ベン・ガラント、トーマス・レノン
出演:ベン・スティラー、エイミー・アダムス、ロビン・ウィリアムズ ほか
配給:20世紀フォックス映画
8月12日(水)TOHOシネマズ 日劇ほか 全国ロードショー
http://movies.foxjapan.com/nightmuseum2/
『ナイト ミュージアム2』は、アメリカでは5月下旬にリリースされ、評論家ウケはイマイチだったにもかかわらず、親や学校の先生たちからは好評でした。親や先生にウケた理由は、「歴史上の人物がたくさん出てくるので、子どもたちが歴史に興味を持つ糸口になるかもしれないから」でした。
アメリカでは6月下旬から夏休みが始まるので、この映画が公開された時期はすでにみんな夏休みモードに入っていました。学校でもこの時期になると先生たちが必ず「夏休みには博物館に行って、楽しみながら歴史や科学の勉強に役立ててほしい」という話をするんですよね。でも、生徒の誰もが博物館に興味を持つわけではなく、先生としてはむしろ興味を示さない子どもたち(つまり、あまりアカデミックではない子どもたち)にこそ博物館に行って歴史や科学の楽しさを味わってもらいたいところ。
「今やってる『ナイト ミュージアム2』を見ると博物館の面白さが分かるから、みんなも夏休みには博物館に行ってみなさい」と、この映画を前振りにして博物館見学を奨励した先生も少なくなかったのです。また、この作品は、アメリカ最大の博物館であるスミソニアン博物館で初めて撮影を許可された映画でした。そのため、美術関係のサイトや小児科や学校などに置いてあるフリーペ-パーなども、「教育的効果がある映画」として、この作品を取り上げました(ただし、ロダンの「考える人」を含め、この映画に出てくる芸術作品の多くが、実際にはスミソニアンに展示されているものではありません)。

また、この映画では、歴史上の人物が次々と生き返り、騒動を繰り広げるのですが、映画の中にほんのちょっとだけながらタスキーギ・エアメンが数人出てくることも、PR面で功を奏しました。タスキーギ・エアメンとは、アメリカ史上初の黒人飛行部隊の飛行士たちのこと。博物館の中でその一人が、同じくよみがえったアメリア・イアハート(女性初の飛行士)に「黒人が飛行士になるのは無理だと思ってた人が多かったのですが、あなたが道を切り開いてくれたおかげで私たちも飛行士になれました」という感動的な一言を言うシーンがあります。
そのため、このシーンが黒人を対象にした芸能番組や雑誌、トークショーなどで取り上げられ、口コミで黒人の親たちの間でも評判になって、黒人の観客を動員する上で大いに役立ちました。
日本ではこの作品は「子ども向けの面白い映画」とでPRされているようですが、アメリカの歴史を知る上でも興味深いシーンや人物がたくさん登場します。大人が見ても楽しめる作品なので、ぜひご覧になってくださいね!
- 2009年8月13日
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