2007年2月27日
preposition
早速ですが、文法クイズです!
次の英文は、日本語(1)(2)を意味に合うように英訳したものですが、文法的におかしな箇所があります。
(1)「ネコがあなたの後ろから飛び出してきました。」
A cat came out from behind you.
(2)「その老婆は独り言を言っていました。」
The old woman was talking to her.
さあ、間違っている箇所を探してみましょう!
(ただし、2文とも間違っているとは限りません。)
この手の問題、勘で解いても意味がありませんよ。
それでは順番にチェックしましょう。
まずは(1)番・・
この英文でおかしな部分はどこでしょう?!
A cat came out from behind you.
実は、この英文に間違いはありません!完璧な英文です。
「え、前置詞がおかしくない?!多くないか?!」と判断された方・・
見事にEvineの罠に引っかかってしまいました!
from behind you の部分は確かに怪しい・・
でもこの部分、OKです!
ご存知のとおり原則として、前置詞の後ろは名詞(句)が来ます。
ですが、前置詞をダブルで置く場合があるんです!
特にこのfromがその代表前置詞です。
behind you 前置詞+名詞は形容詞句もしくは副詞句としてみなされます。
すると前置詞の後ろは名詞(句)というルールに違反するんですよね。
結局、普通に考えればタブーとされますが、ここは特例として考えましょう。
あるいはbehind youはfromの後ろで副詞句だったのに名詞化してしまった、と強引に解釈されることもあります。(むしろ、そう解釈したほうが原則から外れませんが・・)
いずれにしても前置詞の目的語として、更に前置詞句が続くことがあるというのがポイントでした。
そして、(2)番、この英文にはちゃんと誤りの箇所がありますよ。
どこでしょう?!
The old woman was talking to her.
このままの英文では先にあげた日本語にはならないんですよ。
「その老婆は彼女に話しかけていました。」となってしまいます。
実は、『独り言』という意味にするには、herではなくherselfとしなければなりません。
(誤) her
(正) herself
**selfは「~自身」という意味で再帰代名詞と呼ばれます。
他にもmyselfやyourselfなんかもよく見かけますよね。
ポイントは talk to oneself で「独り言を言う」でした!
『彼女自身に話しかける』⇒『独り言を言う』となるんですね。
文法は嫌いになり始めたらノンストップ状態になってしまいますが、なんとかそれにブレーキをかけたいですね。好きになり始めたらしめたもんですよ。好きになるのは発想の転換が重要!
文法問題なんて、クイズみたいなもんですから文法書片手に色んな問題に当たってやろうという気持ちをまずは持たなければなりません。
奥が深いので飽きませんしネタも尽きません。どうせやるなら楽しみましょう!
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