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日向清人のビジネス英語雑記帳:スペースアルク
 

2006年3月15日

Where you come from? は、どこがどう変なのか(英語の落とし穴4?2)

前回お届けした「疑問詞で始まる疑問文での語順、あやふやじゃありませんか?(英語の落とし穴の4)」では、BE動詞が使われているセンテンスを疑問詞で始まる疑問文に直す方法を見ましたが、番外編として、一般動詞が使われているセンテンスを疑問詞で始まる疑問文に直す方法をおさらいしておきます。

具体的には、なぜ同じく一般動詞を使っているのに、What happened to our order? (注文したものはどうなっいるのでしょうか)では DOを使わないのに、Where do you come from? だと、なぜ DO が必要なのかということです。(これがわかっており、説明できる方は、これ以上読んでくださる必要はありません。疑問詞で始まる疑問文に関しては卒業レベルです)

ところで、Where do you come from? のように、一般動詞(ここでは come)を使うケースも、先頭の疑問詞の次のスロットに動詞/助動詞が来るという点では、疑問詞で始まる疑問文固有の特徴をBE動詞を使うケースと共有しています。これに対して、大きく違うのは、Where do you come from? のように、平叙文に戻した場合の述部について尋ねている疑問文では必ずDOの助けを借りる必要があるのに、What happened to our order?(注文したものはどうなりましたか?)のように、平叙文に戻した場合の主部について尋ねている疑問文では、DOが入らないという点です。

先にヒントを出しておきますと、(これは私自身、そういう教育を受けたということなのですが)一般動詞を使っているケースで、You come from SOMEWHERE.という格好のものを疑問文にするときは、 Where do you come from? になるが、SOMETHING happened to our order.という形のものを疑問文にするときは、単にSOMETHINGの部分をWHATと置き換えて、What happened to our order?にするというのがルールです。いったん憶えてしまえば、結構単純明快なルールであることがわかります。以下、このあたりをもう少し丁寧に解説していきます。

★ 主語Xについて尋ねるパターン

英語の基本パターンは、「何かが、どうである/どうであった」という状態を描写するものと、「何かが、どうする/どうした」という動作・作用を示すものとに大別されますが、前者は、BE動詞を使うパターンであり、後者がそれ以外の一般動詞を使うパターンの世界です。

この一般動詞を使っている言い方につき、そこでの「何か」がどういうものであるかを尋ねたい場合、つまりそれがXとすれば、主語であるXについて尋ねたい場合は、以下の手順によります。ここでは、自分たちの注文がどうなったかを知りたいとします。

STEP 1 まず平叙文での言い方を考えます。すると、こうなります

SOMETHING happened to our order.

STEP 2 このSOMETHINGを然るべき疑問詞に変えます。ここで返ってくるべき答えとしては、「どこで、どうして、壊れた、あるいは、遅れている」といったセンテンスが予定されますから、こういった場合は、WHATを使います。(「昨日」といった時間を表す副詞を答えとして予定するならWHENを使い、「どこどこで」という場所を表す副詞を予定するならWHEREになり、また、「こうこう、こういう理由で」という副詞節が返ってくるはずなら、WHYを使うことになります)そこで、上のセンテンスはこうなります。

What happened to our order.

STEP 3 疑問詞を最後に打って以下のとおり完成です。

What happened to our order?

★ 述部のXについて尋ねるパターン

「あなたは、どちらの国からいらっしゃっているのですか?」というセンテンスにおいて、「どちらの国から」という点を聞きたいということは、述部の要素について尋ねたいということです。こういった場合は、以下の手順によります。ポイントは、主部について尋ねる場合と異なり、DOの助けが必要となり、しかも、「疑問詞+DO(しかも三人称単数現在なら does だし、過去の話なら did と活用)+主語+動詞(しかも原型)」という独特の語順になることです。

STEP 1 聞きたいことをいったん平叙文に直してみます。つまり、

「あなたはどこから来ているのか」 → 「あなたはある所から来ている」

と直すということです。これを英語で言えば、

You come from SOMEWHERE.

ということです。

STEP 2 ここでの「ある所」(それが聞き出したい点です)を疑問詞に変えます。「どこどこ」という場所を示す副詞で答えが返ってくるの期待しているわけですから、使うのはWHEREです。そこで、これを代入すると、こうなります。

You come from where

STEP 3 この where を文頭に持ってきます。すると、

Where you come from

STEP 4 ここがミソですが、疑問詞の次、つまり頭から数えて二つ目のスロットにDOを入れます。そこで以下のようになります。(なお、この場合のDOは活用形を入れることになっているので、仮に主語がheだったら、Where does he....というふうに、三人称単数形現在のDOを使います)

Where do you come from

STEP 5 あとは疑問符を入れれば以下のとおり完成です。

Where do you come from?

★ 今回のまとめ

一般動詞が使われているセンテンスを疑問文にする場合、尋ねたいことが主部にあるのか、述部にあるのかを考える必要があります。主部にある場合は、その部分だけを疑問詞に置き換えて、あとは疑問符を打って完成です。述部にある場合は、第1に尋ねたい点を疑問詞に置き換え、第2にその疑問詞を文頭に持ってきてから、第3に疑問詞のすぐうしろにDOを入れます。しかも、主語が3人称単数現在なら、doesにするというふうに活用形にします。それと引き換えに元からあった動詞(ここでは come )は原型に戻ります。例えば、元が She came from Russia. であるものにつき、どこから来たのかを質問するなら、Where did she come from? になるということです(DOが過去形で使われているのと引き換えに、cameと過去形だったものが、原型のcomeになっています)。そして、最後に、疑問符を打って完成です。

両方の場合を通じての共通点は、疑問詞に続くスロットには動詞か助動詞DOが入るということであり、この点にこそ疑問詞で始まる疑問文の特徴を求めることができます。

★ 疑問詞で始まる疑問文のおおまとめ

ポイントは常に平叙文に立ち返って考えることです。その上で以下のとおり、使われている動詞がBE動詞なのか一般動詞なのかで大きく分けた上、それぞれにつき尋ねたい点が主部の要素なのか述部の要素なのかで場合わけしていくことです。

A. BE動詞の場合

主部について尋ねるパターンなら、

X meets our requirements.  → What meets our requirements?

述部について尋ねるパターンなら、

The purpose of this product is X. → X the purpose of this product is  → X is the purpose of this product   → What is the purpose of this product?


B. 一般動詞の場合

主部について尋ねるパターンなら、

X happened to our order.  → What happened to our order?

述部について尋ねるパターンなら、

You come from X.  → You come from where  → Where you come from  → Where DO you come from  → Where do you come from?

こうやって眺めてみると、再々申しあげているとおり、疑問詞で始まる疑問文の場合は必ず、疑問詞が先頭にあり、しかも、その次のスロットに必ず動詞か助動詞DOが来ていることがよくわかります。このことを通じて、相手に、この質問については、Yes/No で済まさず、きちんと答えてくださいねと合図しているわけです。

また、もう一つ目につくのは、使われている動詞がBE動詞であれ、一般動詞であれ、通常のときと語順が変わり、主語の前に動詞または助動詞が来るようになるのは述部について尋ねているときだけという点です。

この程度のことが頭に入っていれば、疑問詞で始まる疑問文について恥ずかしい失敗をするようなことはないはずです。他面、このレベルをクリアしていない段階なら、仕事の上で英語を使うのは、もっと勉強してからにした方がいいと思います。





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Comments

いつも、楽しく、勉強させてもらっております。
どうもありがとうございます。
これから大学に入るにあたって、英語を勉強し、卒業までにより英語の理解を深めていきたいと思っております。そこで、be208などを受講するために、少々アルバイトをし、受講しようと考えております。その際は、よろしくお願いいたします。
お聞きしたいこととして、このブログで書かれているようなしっかりとした英語の背景を説明している本を読んで行きたいと思っております。しかしながら、どの本をどのように読んでいけば、このブログのような知識が身に付くのか、調べてもわかりません。
大学に入り、教授に聞けばよいのですが、ぜひとも日向清人さんにお聞きしたいです。
お忙しい中、ぶしつけではありますが、アドバイスをいただければ嬉しいです。よろしくお願いいたします。
これからも、楽しく学びながら読ませていただきます!

[返信]

こんにちは。英語をきちんと勉強するには、ただのスキルだということを念頭に、余計なものに手を広げず、やるべきものを繰り返しやること、そして進捗度を確かめていくことが大事だと思います。そのためには、ケンブリッジ大学の英語検定かIELTSを定期的に受けて、自分の実力を確かめていく方法をお勧めします。ライティングを含め、バランスよく、必要な技能をチェックしてくれるので、要求される到達度がどの程度か、自分に何が欠けているのかがわかるテストです。

あと、せっかくのIT時代ですから、英語の学習ソフトで繰り返し単語などを練習することです。例えば、サイドバーで紹介している、ソースネクストのタイピングソフトは、be208(特単208 ビジネス編という名前です)を初め、英語の言い回しを(知らぬ間に)繰り返し勉強できるようになっていますし、また、「旅行英会話」と銘打っているものの、中身は基本的な英語ですから、「瞬脳活性 シニアのための旅行英会話」というソフトも英語の発音を身につける上で、便利です。2万円台の商品ですが、英会話学校でずるずると高い授業料を払い続けてしまうことを思えば、こちらの方がずっと得だと思います。

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