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日向清人のビジネス英語雑記帳:スペースアルク
 

2008年5月14日

恐るべし中国の小学校英語:日中小学英語教育の比較

ケンブリッジ英検は、CEFRすなわちヨーロッパ共通参照枠(注)に準拠している英語検定として知られていますが、そのケンブリッジ英検が児童英語検定に力を入れています。

[注記:CEFR は、I can write a postcard. といった「例示的能力記述文」を用いながら一番上のC2から一番下のA1までという6段階評価で言語運用能力を判定する指標で、ヨーロッパはもとより域外でも国際的な評価軸として普及しています。欧州評議会が開発したので「ヨーロッパ」という冠が付き、しかも Common European Framework of Reference for Languages の "for Languages" が省略されることが多く、誤解されがちですが、イギリスなどでは、Languages Ladder/Asset Languages というプログラムを通じて、日本語、中国語、アラビア語、トルコ語、ヨルバ語など15の非ヨーロッパ言語の学習にも応用されているぐらいで、ヨーロッパ言語を超えた普遍性を持っています。また for languages という限定が付いている参照枠ですから、守備範囲は飽くまで言語の学習です。ひとことで言えば、CEFRは異なる言語の習得やその言語の背景にある文化の理解を助ける言語学習のためのモデルです]

このCEFRは、もともと成人学習者を念頭に置いており、初級レベルがおおざっぱに過ぎ、小学生レベルだと使いにくいという指摘がかなり以前からあったのですが、この種の現場からの批判に応える形でケンブリッジ英検は、CEFRでは2レベルで構成される初級レベルを三分割し、CEFRの一番下のレベルであるA1のさらに下にプレA1レベルを設け、きめこまやかなラインナップにしています。

そこで自分が手伝っているプロジェクトにこのYLEをうまく利用できないだろうかと調べているうちに、ひょんなことから、中国での小学校英語教育のことを知り、愕然としました。いつのまに中国に大きく水を空けられています。

日頃接する中国人留学生の英語力のすごさにいつも驚かされるのですが、こんな背景があったのかと改めて感心もするものの、わが国の英語教育の情けなさを改めて突きつけられ、正直、腹が立ちます。

★ 中国での小学校英語教育

例えば、2006年6月23日付 Guardian Weekly は、同年の9月のある日、中国では7歳から12歳の児童、およそ12万人が児童向けケンブリッジ英検、Young Learners English (YLE) を受けることになると報じています。

YLE は、CEFRに準拠しているという意味で国際基準にのっとった児童英検で、リーディング/ライティング、リスニング、そしてスピーキングの三部門から成っています。所要時間は、YLE 自体の内訳である初級、中級、上級に応じて、リーディング/ライティングが20-40分、リスニングが20-25分、そしてスピーキングが5-10分となっています。最短45分、最長1時間15分という計算になります。

ユニークなのが成績のつけ方で、点数などではなく、「シールド」(ケンブリッジ大学の紋章)の数で表していることです。各分野別に、最高が5シールド、最低が1シールドの、要するに5段階評価です。

YLE%20certificate.jpg

資料提供:株式会社ジャスティー(これまでのブリティッシュカウンシルに代わって新たにケンブリッジESOLから試験業務を委託された会社で、今後、国際的に通用する英語検定が受けやすくなると期待しています]

このYLEにつき注目すべきポイントは、以下のような形でこれまで何度か紹介しているCEFRと連動していることです。

ケンブリッジ英検のウェブページを見ますと、一番上のC2から一番下のA1までという6段階評価のCEFR上、下から二つ目にあたるA2 (Waystage) に対応しているのがYLEの上級 (Flyers)で、一番下の A1 (Breakthrough) が YLE の中級 (Movers) に対応しています。そして、プレA1に当たるものとして用意されているのが、YLEの初級編 (Starters) です。



YLE.jpg


このように、CEFR上のレベルに照らしながら YLE を見ると、子供たちが小学校卒業時点までにCEFRにおける "Basic User" (=A1, A2) レベルに達することを中国政府は目論んでいるのだとわかります。

しかも、これは中国が急に思いついて始めたという話ではなく、1990年代から計画的に積み上げてきている国家プロジェクトです。中国の教育当局は、ケンブリッジ英検に指導をあおぎ、英語教育制度の中にしっかりYLEを組み込んでいます。すなわち1997年に初回のテストを実施して以来、YLEを尺度とした英語の授業を受けた子供たちの数が累計で600万人、テスト受験者130万人という報告があるのです。加えて、この間、中国政府はYLEに軸足を置いた授業を担当できる教師の育成、教材の開発、そして口頭試験をこなせる試験委員の養成にも力を入れています。

いわばイギリス政府が紹介してくれたケンブリッジ英検という名の「お雇い外人」を活用して、国際基準に基づく英語教育・検定制度を全国展開できるよう、ここ10数年、せっせとインフラ作りをしているのです。この間のわが国の状況と言えば、ご存じのとおり、英語関係の有識者を中心に小学校英語反対!などとやっていたわけで、対照的です。

なんであれ中国当局は自分たちだけの妙な英語検定は作ったりせず、英語教育、さらにはその成果を確かめる検定において国際的に通用する基準をよりどころにすることの意義をよくわかっています。ですから、北京オリンピックに備えての市当局による Beijing Speaks to the World というキャンペーンでも「国際都市には国際基準の英語力をつけましょう」と呼びかけています。そうかと思うと、上海の市当局が現役職員、新規採用職員の両方にケンブリッジ英検の実務版を受けさせるという方針を打ち出しています。それだけではありません。政府の人事当局までも中国全土の公務員にこの実務版ケンブリッジ英検 (BULATS) を受けさせる姿勢を公にしています。日本と韓国でだけ有名な英語検定を持ち出して英語の教員はこれで何点以上などと言っているどこかの国とは大違いの国際感覚です。

国際基準重視の姿勢は自国語の普及でも貫かれ、外国人向けの中国語能力検定もCEFRとカナダの運用能力指標をベースにしています。(わが国でもこの一角だけは国際基準を重視しており、国際交流基金がCEFRをベースにした日本語教育スタンダーズの開発を進めています)

★ Basic User (CEFRのA1, A2)

それでは、この Basic User とはどの程度の英語力を備えているのでしょうか。CEFRで言う Basic User は、具体的には A1 と A2 のことを言いますが、このレベルでのスペックに当たる can-do statements (例示的能力記述文)を読むと、A1 ないし A2 レベルの学習者は以下のことができるとされています。

リスニング

YLE 中級 (CEFRのA1):  相手がゆっくり、はっきりと話してくれる限り、普段使うような単語やフレーズがわかる。

YLE 上級 (CEFRのA2) :  自分のことや日常的な話題に関わるフレーズやよく使う単語はわかるし、短く、明快で、簡単であれば、メッセージやお知らせ的なものの要点もわかる。

スピーキング

YLE 中級 (CEFRのA1) :  簡単なフレーズや文なら話の中で使える。また、自分から質問をし、または質問に答えるといった程度の簡単なやりとりならできる。

YLE 上級 (CEFRのA2) : 予め用意した上でなら、絵画や人物、自分の学校、家などを説明するような短い話をすることができる。また身近な話題なら簡単な会話ができる。

リーディング

YLE 中級 (CEFRのA1): 身近なものの名前、簡単な単語、簡単なセンテンスなら読める。

YLE 上級 (CEFRのA2) : 短い、簡単な文章なら読むことができ、また、簡単なメッセージ、物語、インターネット上の資料といった長めのものから知りたい情報を拾うことができる。

ライティング

YLE 中級 (CEFRのA1) :  ハガキやEメールでの連絡のため、簡単な文章ならまとめることができる。また、自分のことを文章にまとめることができる。

YLE 上級 (CEFRのA2):  簡単なメモやメッセージなら書ける。また個人的な知り合いへの手紙やEメールも簡単なものなら書ける。

わが国の平均的学習者像と対比してみますと、スピーキングで言えば、おとなが英会話学校に通うようになってから3年目ぐらいのレベルではないでしょうか。また、リーディングでの能力、つまりネット上の資料をあれこれ見てまわり、必要なものを拾えるというのはできのいい大学生レベルです。

問題は何時間でこのレベルに達するとされているかです。言葉を換えて言えば、初級レベルをクリアするにはどの程度の勉強時間を要するかです。これは、ヨーロッパ共通参照枠を開発した欧州評議会自身、180から200時間程度と言っています。とすると、小学校で週1回の授業だと年間35時間とされていますから、週一回のペースで、6年間。まあ、小学校1年からコツコツやれば卒業時点でA2は行く計算です。

あとで見る通り、わが国ではようやく2011年度から小学校高学年での英語の必修化が始まるぐらいで、中国に比べて完全に出遅れています。小学校1年から英語をやるようになるのは何年も先の話です。その間、中国はA2レベルの英語力を備えた小学生を輩出し続けるのですから、20年後、30年後にどれほどの差となって表れてくるかは火を見るより明らかです。

★ わが国の小学校英語教育

わが国における小学校レベルの英語教育はどうなっているのかと言えば、2011年度から小学校5年と6年生を対象に英語が必修化されます。報道によると時間数としては、週1回、年間35時間程度ですから、2年で計70時間。この時間内でいったい何ができるのだろうと、文科省の改定案を見ると、こんな言葉が並んでいます。

1  外国語を用いて積極的にコミュニケーションを図ることができるよう, 次の事項について指導する 。

( 1 ) 外国語を用いてコミュニケーションを図る楽しさを体験すること 。

2  日本と外国の言語や文化について, 体験的に理解を深めることができるよう, 次の事項について指導する 。

( 1 ) 外国語の音 声やリズムなどに慣れ親しむとともに , 日本語との違いを知り, 言葉の面白さ や豊かさに気付くこと 。

前項で見たとおり、中国人の12歳児中、英語の力がある子は、平均的に「自分のことや日常的な話題に関わるフレーズやよく使う単語はわかるし、短く、明快で、簡単であれば、メッセージやお知らせ的なものの要点もわかる」「予め用意した上でなら、絵画や人物、自分の学校、家などを説明するような短い話をすることができる。また身近な話題なら簡単な会話ができる」「短い、簡単な文章なら読むことができ、また、簡単なメッセージ、物語、インターネット上の資料といった長めのものから知りたい情報を拾うことができる」「簡単なメモやメッセージなら書ける。また個人的な知り合いへの手紙やEメールも簡単なものなら書ける」と、コミュニケーション・スキルの基礎を身につけているのです。

かたやわが国の小学生がは、英語でのコミュニケーションを「図る楽しさ」を体験している程度で、コミュニケーションの前段階です。日本の小学生が「英語が通じるのは、楽しいなあ」などと能天気に構えている、その同じ時期に、中国の小学生は、ネットを検索してちょっとした情報を拾っていたりするのです。お話になりません。

事実、既に日中両国の小学生レベルの開きは歴然としています。ケンブリッジのYLEはわが国での知名度が低く、受験者数も限られているので、単純な比較はできないものの、ケンブリッジ英検が公表しているYLEの国別成績比較で中国と日本を比べると、こうなっています。ここでは最高評価(5シールド)を取った受験者の割合で比較してみます。

リスニング: 中国 30% 日本 25%

リーディングとライティング: 中国 21% 日本 3%

スピーキング: 中国 51% 日本 40%

がくりと来るのがリーディング/ライティングでの差です。リーディングとライティングは自分の中に点在している知識を線にし、面にする重要なスキルだというのに、英語で測る限り、中国人の子供の方が「頭がいい」のです。

★ さいごに

公教育にたよっていたのでは、まるで中国人の子供と勝負にならないということであり、少なくとも英語では中国人に負けない子供を育てようと言うことなら、親の責任で世界基準の英語が身につくよう手を打つほかありません。その世界基準はCEFRということになりますが、フランス語の世界ではDELF, DALFがCEFR準拠のフランス語検定であるのと同様に、英語の世界でのCEFR準拠の検定となるとケンブリッジ検定か IELTS しかなく、児童英語向けではケンブリッジのYLEのみというのが現実です。

わが国にも児童英検といったものがあるのは承知していますが、残念ながら CEFRに準拠しておらず、「ジャパンーローカル」でしかありません。つまり、児童英検のたぐいによるお墨付きは外国では通用しないのです。

いずれにしろ、お上がすべてを決めるお国柄とはいっても、何が外国語学習の評価軸として国際的に通用しているのかを見きわめ、そうした国際基準に即した英語教育を進めている中国の姿には考えさせられます。日本のような自由主義国家はお上の号令で明日から児童英語はすべてCEFRを基準に教えよ、検定もこれに準拠すべしとは行きません。ですから、民間が親のニーズに応える格好になり、実際、児童英検 (英検の実施団体が主宰しているもの)は年間受験者数が10万近くになっています

ところで初級でだいたい200時間かかるとするCEFR的枠組みは、自分自身、続けている中国語の勉強に照らしても納得がいきます。今、ちょうど50時間ぐらいですが、単語やフレーズを処理できる程度でしかなく、ひどく中途半端です。しかし200時間目あたりでやることになっている教材はまさに日常会話程度のやりとりができる水準です。

ということは、小学校レベルで初級をこなし、中級に備えるなら200時間というのが一つの目安として妥当と言えます。しかし、学校だけではまかなえないに決まっていますから、仮に小学校5年、6年で70時間程度しかできないとなったら、130時間前後は生徒の自助努力に委ねざるを得ません。

となると、今度は、自助努力をどう引き出し、また、あらぬ方向に行かないようにするにはどうしたらいいのかを考える必要があります。この点、CEFRを基準としているヨーロッパ各国は、この自律学習に委ねる部分の枠組みをどう決め、どう本人が進めるかという問題を見越して、生徒各自が記録帳を持って、自分の現在位置を確認した上、学習経過を振り返りながら、次の目標に向かう仕組みを用意しています。これが、このブログでも紹介したヨーロッパ言語ポートフォリオです。わが国の小学校でも、これをモデルにしたポートフォリオがどんどん採択されていけばいいのですが、教師あるいは保護者の側がどの程度、(ただ子供が英語に親しめばいいというのではなく)国際基準を学習とテストのよりどころにした英語学習が重要だと考えているかによりけりなので、何とも言えません。

それにしても、あの学習指導要領の改定案は見ていて力が抜けます。中国の潜水艦の内部には「明日の開戦に備えよ」といった張り紙があるそうですが、対照的に平和ぼけしているわが国はどこまでも間抜けだということなのでしょう。ともかく国全体としての迫力が違うわけで、それが小学校英語での側面でも表れているのだと解されます。



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»女教師ブログ: 「CEFR」は、Common English Framework? - 2008年5月16日 03:22

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Comments

中国と日本の教育制度の差は明確です。しかし、その効果については少し割り引いてみる必要があります。

 中国語は統語言語で日本語は膠着語ですから、屈折性の弱い英語は中国語話者にとって比較的学習しやすい言語です。とくに小学生年代にとってはこの差が出やすいと考えます。この項で紹介されているYLEの国別成績比較でも、文法が比較的重要になる読み書きの差が顕著です。

 おそらく中国でするように日本人に英語を教えてもそう効果は上がらないはずです。それを残念に思うのではなく、言語学的に距離のある言語に触れた経験を糧にしてその後の学習に生かすことが重要だと考えます。

[返信]

コメントありがとうございます。

学習しようとしている言語と母語との「距離」の遠近が学習効果に影響するとは言われていますが、そうでないことを示す研究報告もありますので、今度、ブログネタとして取り上げようと思っています。

日向先生

私の拙稿をご覧頂き誠にありがとうございました。

さて、中国の学生は本当によく語学を学習しています。10年前、中国のある重点大学に短期で留学しておりまして、そこで交友のあった学生は、中国語、朝鮮語(朝鮮族なので)はもちろん、英語、日本語にも堪能でした。その他の学生も非常に熱心で、中国語を学びにいったはずが、“日本語を学ばれてしまった(?)”という思い出があります。

先生の記事にありました「公教育にたよっていたのでは、まるで中国人の子供と勝負にならないということであり、少なくとも英語では中国人に負けない子供を育てようと言うことなら、親の責任で世界基準の英語が身につくよう手を打つほかありません。」には、非常に同感いたします。
中国・台湾・韓国いずれの国もそうですが、英語教育に関しては、保護者の熱意がとにかく高いように感じます。また韓国では、それに加えて国の英語教育政策の推進力が拍車をかけているようです。

私も日本の英語教育に関わるものとして、少しでも日本を取り巻く現実をお伝えできたらと思い『東アジア(中国・台湾・韓国)の英語教育』と題し、拙稿を書き続けています。今後も何卒宜しくお願いいたします。

ここいち


[返信]

わざわざ出向いてくださり、ありがとうございます。『東アジア(中国・台湾・韓国)の英語教育』を少しずつ読んでいるところですが、やはり中国語をお読みになれるだけに、ものすごい調査力だと感じますし、テーマもつぼをつくいいものばかりだと思います。

ご存じのとおり、韓国も新大統領の鶴の一声で英語教育や検定のあり方が大きく変わろうとしているわけで、それにひきかえ、日本はとがっかりもしますが、協力して少しでも日本の現状を改善していければと願っています。どうぞよろしくお願いします。

日向先生

 ほんとに中国の方は英語が(日本語のできる方は日本語も)
上手な方が多く、語学の才能があるのかと思っていましたが、
そうでしたか、英語教育の政策姿勢が日本とは根本的に違う
のですね。

 娘の学校では帰国の子は別クラスでネイティブ・スピーカーの
先生から英語を習うのですが、高一になって、文法のクラスが
週一で始まりました。いわゆる学校文法を日本語で習うのです。
大学受験に備えて、という名目です。

 たとえば、こんなことを教えています。
 「現在完了とjust now は一緒に使わない」  で、現在完了+just now を見つけ、過去形に書き替えるという練習問題
をやります。 すると子どもは「でも He has left just now っていうよ」と混乱します。Spring is over のover は 副詞か
形容詞か、なんていうのもやったそうです。そのほか例をあげると
きりがないのですが、そもそも日本語もおぼつかないような子どもにとっては、苦痛でしかないようです。が、受験に必要だから、
それに「外務省に入った先輩がこの授業を受けていてよかった、
省内で飛び交う文法用語についていけるから」(!)と言っている
という先生の話をまに受けて、けなげにがんばっています。

 ネイティブの先生の授業がいいかというとそうも言えず(前に
書きましたとおり、必ずしも読み書き能力がつかず)、悩みは
多いですが、「学校文法」というものも日本の英語教育の
誤りの一つではないかと思い、長々書いてしまいました。

 日向先生のブログは、娘にほんとはこうでいいんだよ、と教えるためにおおいに活用させていただいています。あらためてありがとうございます。

[返信]

学校で英語を教えている先生の多くが実際にはあまり英語が話せないという現実があるため、どうかすると文法書にしがみつく傾向があるように思えます。取り上げられた現在完了などは、話し手の意識の問題でしかないわけで、だからこそ、イギリス人がHe's just gone home.と言うのをアメリカ人は He's just gone home. という人もいるなか、けっこう、He just went home. と言ったりするのではないでしょうか。つまり、文法書の世界を現実に使われている英語と「すりあわせる」必要が一般に見落とされているわけで、これを補うのは自助努力なのでしょう。

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