2009年1月30日
即効ビジネス英会話第10回:徹底解説
即効ビジネス英会話第10回の徹底解説です。
【状況】
移動中に、滞在期間や滞在経験について話す場面です。
★今回の英文1
A: May I ask how long you'll be staying?
B: I'll be here for three days.
★今回の英文2
A: I imagine this isn't your first time here in Japan.
A: ご滞在はどのくらいのご予定ですか。 May I ask how long you'll be staying?
B: こちらでは3日間の予定です。 I'll be here for three days.
(a) May I...?という聞き方の意味あいは何か?
この疑問文に May I が付いていなかったとしたら、How long will you be staying?という具合に、意味は同じでも、友達どうしで聞くときのぞんざいな感じの言い方になります。ところが、May I という形式で許可を求めるための助動詞 May を付け加えることで、非常に丁寧な感じとなります。つまり、Can I ask how long you'll be staying? とも聞けますが、これは単にHow long...よりマシではあるものの、一番丁寧さの薄い言い方です。次にCould I ask how long you'll be staying? はCan I...より一段と丁寧な言い方ではあるものの、May I...には負けるという位置づけです。
注意を要するのは、May I を付け加えると、how以下の語順が変わることです。このセンテンスの本体は How long will you be staying? という疑問詞で始まる疑問文であり、そこでは、助動詞 will、次に主語youという語順になっています。
ところが、この疑問文に May I ask を追加すると、how 以下の語順が基本どおり主語、次に助動詞と並び、you will be stayingという格好になります。
文法的には、この場合、動詞askの目的語として機能する名詞節として疑問詞で始まる文を使うときは、中の語順が通常のものに変わるというルールになっていると説明されます。例えばWhen will the company collapse?(あの会社は一体いつ破綻するだろうか?)につき、I wonder when という形式に変え、動詞 wonder の目的語である名詞節として使うのであれば、I wonder when the company will collapse. というふうになります。
ここで名詞節というのは主語・目的語を取る定動詞(to不定詞や動名詞などと異なり「活用」のある動詞)の含まれている節で、名詞として、つまりは主語として、または目的語として機能するものです。そして、how long you will be stayingは、名詞節である証拠に、How long you will be staying is what I'd like to know. という具合に主語としても使えます。
なお、会話でのコツの話になりますが、ともかく聞きたいことを、
How long will you be staying?
という格好で尋ねから、付け足す感じで、may I ask を入れると、楽です。つまり、
How long will you be staying, may I ask?
という形になります。同様に出身地などを尋ねるときも、May I ask where you come from? の代わり、
Where do you come from, may I ask?
という形で聞けます。ともかく、楽なのでおすすめします。
(b) なぜ、相手の滞在予定につき、How long are you going to stay? とか、How long will you stay? といった形で聞かないのか。
How long will you be staying?
という未来進行形は、相手の意向を尋ねるのではなく、形式上、すでに決まっている相手の予定を尋ねる格好になるので、一番 polite な言い方とされています。
例えば、Michael Swan の Practical English Usage は以下の三つの言い方を比べており、勉強になります。いずれも、今晩は外出せず、うちにいる予定かを尋ねていますが、ニュアンスが違っています。
Will you be staying in this evening? ← もう既に決めていることでしょうが、よろしかったら、予定を聞かせてくださいという、非常にていねいな感じがする言い方です。
Are you going to stay in this evening? ← 「どうするつもりですか」と相手に決定を迫るような響きがあります。
Will you stay in this evening? ← 「外出するな」という指図ないし命令という感じになります。
ですから、相手に何か予定を聞くときは、例えば、どこかに飛行機で行くのか電車で行くのかを尋ねるなら、Are you going by air or travel by train? よりは、Will you be flying or traveling by train? の方が好ましいということになります。
(c) 表記法として、three daysではなく、3 daysと書いてもいいのか?
文芸関係では 99 まではninety-nineとアルファベットで書き出し、100以降がアラビア数字というのが一般ですが、ビジネス文などでは、9まではアルファベットで書き出し、10から先、つまり二ケタになったらアラビア数字というのが一般です。
日本にいらっしゃるのはこれがはじめてではないですよね。 I imagine this isn't your first time here in Japan.
冒頭のI imagineは何のために入っているのか?
I imagine(〜 ではないかと推察する)を加えることで、This isn’t your first time in Japan, is it?という直接的なもの言いが間接的なものとなり、丁寧さが増すという効果が得られるからです。人が言ったことを伝えるときに、誰それ said that という間接話法が用いられますが、自分自身の意見を間接話法的に伝えるアプローチとも言えます。
こういったアプローチに使われる動詞としては、suppose や guessがあり、特にアメリカ人はguessを多く使う感じがあります 。
I suppose/guess this isn’t your first time here in Japan.
あと、前項の応用で、
Is this your first time in Japan, may I ask?
と尋ねる方法もあります。
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