2009年3月10日
Ohの研究
先日ご紹介した、ビジネス英単語を使ってみて学ぶコースでの配布教材として、会話例に組み込むためのディスコース・マーカーの一覧を作っています。
今回はその中から Oh の項目だけを取り出し、ご紹介します。
初めて作る会話例には、まずは、この手の合いの手が入っていないのですが、いっぺんこの種の資料を研究してもらった上、適宜、マーカーを入れて自然な会話に近づけてくださいねと頼むと、驚くほど「フツー」の会話にしあがるものです。
聞き手が使う Oh
「えっ!」の Oh
A: You’re wearing your pullover inside out. B: Oh.
A: What time is it? B: Two o’clock. A: Oh, is it two already? I’ve got to get going soon.
A: My eyes are itchy and watery. B: Sounds like you’re having dry eyes. B: Oh, dry eyes!
MEMO 言われたことが意外なものであるときの、典型的なリアクションが Oh で、日本語で言えば、「えっ!」に相当します。
感想を強める Oh
A: Jokingly, some people say HBC stands for "Here before Christ." B: Oh, really? A: Well, as a matter of fact, it stands for the Hudson Bay Company, a more than 300-year old company. A: Oh, how interesting!
A: So, this is your first time here in Japan? B: Actually, this is my second visit. A: Oh, really? When were you here before?
MEMO Really? だけでも十分ですが、Oh を入れることで、「それは知らなかった」というニュアンスが加わります。そこで、相手も、話を続けて、内容を補足しようとするものです。
A: I went down to Kamakura the other day. B: Oh, did you? A: Yeah...the huge Buddha statute, you know. B: Yeah, the Buddha statute. Was it far from the station? I don't remember.
A: My husband works for a Fortune 500 company. B: Oh, that's good.
A: We’re going to buy a new car. B: Oh, good.
A: I got an A in Business English. B: Oh, good.
MEMO That’s good. が「そりゃいいですね」「そうですか、それはけっこう」という感じなのに、Oh, good. は相手がしたこと、達成したこと(つまり過去の事実)に対して「よかったじゃない」に近い、もっとあっさりした感じになります。
「どうだかなあ、そうかなあ」「そう?」の Oh
A: Isn't he kind of weird? B: Oh, I don't know. I don't know him that well.
話し手が使う Oh
「あっ、そうだ」の Oh
A: Okay, see you later. B: See you. Oh, if there's anything I can do for you, just give me a call.
A: So, see you next Friday. B: Yeah, see you next Friday. Oh, I nearly forgot. There’s a sales meeting tomorrow. A: Really? It's completely slipped my mind.
MEMO 急に思いついたこと、思い出したことを付け足すときに、「あっ、そうだ」という感じでOKを使います。相手の注意を引きつけるためのもので、これを正面から、もっと大げさにやるなら Listen, を入れたくなるような、そんな感じの間投詞です。
「そうそう、これも」の Oh
A: What's your favorite kind of food? B: Italian, French, oh, and, of course, Chinese.
「うーん、何だっけなあ」の Oh
A: How heavy is your laptop? B: It weighs about, oh, less than a kilo, I think.
MEMO 咄嗟に言いたいことが出てこないときのツールで、日本語で言えば、「うーん、どのぐらいかな」に相当する感じです。
A: I met your boss at a party, oh, what’s his name? B: David Walsh. A: David Walsh, of course.
MEMO これも咄嗟に出ないわけで、日本語で言えば、「うーん、お名前何でしたっけ」に相当する感じです。
「ちょっと、いいかな」の Oh
A: Oh, John, could you help me with this box? I want to put it on this shelf. B: Sure.
A: Oh, waiter! B: Yes, sir. A: May I have the check, please?
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- [Speaking/Listening]
- Comments (1)

日向先生、
いつも有益な記事をありがとうございます。また、先日は拙コメントに丁寧に対応していただきありがとうございました。
ディスコース・マーカーは、私のような日本で英語を学んでいるものにとっては鬼門といいますか、会話の潤滑油になると分かっていても、下手に訳知り顔で使うと逆にうるさくなってしまうのではないかと心配してなかなか使えませんでした。今回の記事のように機能別に分けていただけると、あとは実践でどれだけなじませていけるかだと思います。ありがとうございました。
ひとつお伺いしたいのですが、ohやwell, OKなどは、アクセントやイントネーションが非常に多様に使われていると思います。非常に短く言われたり、上がり調子のイントネーションだったり。。。感想を強める Ohの場合は強く、長く発音するなど、発し方も整理いただいた使われ方に連動して、変えた方がよいのでしょうか。もしくは、あまり気にする必要はないのでしょうか。
[返信]
それ自体意味を持っている言葉ではありませんから、強調する必要はないと思います。ただ、おっしゃるとおり、上り下がりがあるのは確かで、「ホワイトハウス」を初め、登場人物が丁寧に話しているDVDで繰り返し観察されると面白いのではないでしょうか。言い切るときは原則通り、上から下へとイントネーションで、それ以外、言い切るのを避け、やわらかくしたいときは、上向きであることに気づかれるはずです。