2009年6月26日
on? at? the website
わずか4問ですので、恐縮ですが、websiteと組合わさる言葉をチェックするミニテストをやってみてください。(ネタモトは『仕事で使う英語 この単語はこう使う』の website の項です)
(1) 同社のウェブサイトにアクセスするためのURLは、http://www.companywebsite.jp. です。You can access the company's website [at ? on? over?] http://www.companywebsite.jp.
(2) 弊社のウェブサイトにおいでくださり、弊社の製品、サービス、そして折々のスペシャルをご覧ください。Please [view? visit? contact? check?] our website to view our products, find out about our services, discover our current specials.
(3) 当社のウェブサイトのアクセス数は、一日当たり数千になります。 Our website [generates? takes? gets?] thousands of hits per day.
(4) この年次報告書は、当社のウェブサイト(http://www.hinatashoji.jp)にてご覧いただけます。This annual report is available [over? in? on?] the Company's website at http://www.hinatashoji.jp.
正解:(1) at (2) visit (3) gets (4) on
多くの方が on なのか at なのかで迷われたのではないでしょうか。今回は、名詞 website と組合わさる前置詞は普通 on なのか at なのかを考えてみます。
思うに、この at なのか on なのかという問題は、「内線12345までご連絡ください」と言うときのアメリカ英語とイギリス英語の違いが表れているかのようです。
つまり、アメリカ英語なら
You can reach me at ext. 12345.
ですが、これがイギリス英語だと
You can reach me on ext. 12345.
と言うのが普通ですが、けっこう有名な違いと見えて、Macmillan English Dictionary で on を引くと、語義の 23 が used for giving phone numbers Br E となっており、
Call us on 0800 0900017.
という例文を示した上、最後に Am E at というふうに、アメリカ英語なら at を使うことを明示しています。
感覚的にイギリス人は、内線のある場所を「面」として意識するので on を使い、アメリカ人は、内線を電話線の末端にある「点」と感じるので at を使うのでしょうか。
それはともかく、おもしろいことに、この感覚の違いが website と一緒に使う前置詞についても当てはまるようで、アメリカ英語であれば、website で available (入手できる)と言いたい場合、いっしょに使う前置詞は on なのに、イギリス英語だと at を使う方が多数派です。
どうなんだろうと気になってGoogleでヒット数を調べてみました。方法は、アメリカの教育機関とイギリスのそれに絞り込むため、site:edu と site:ac.uk で限定するというものです。
その結果はこうでした。
available ON the website
米 7,190
英 2,900
available AT the website
米 2,200
英 7,950
多数派が7,000件台、少数派が 2,000件台と妙にきれいに分かれており、印象的です。
なんであれ、ビジネス英語の主流であるアメリカ英語に従う限り
available on the website
が一番普通だと言えそうです。
この点、おもしろいのが Oxforde Business English Dictionary.
website の項の例文にこういうのが載っています。
Details of all our products are available on our website.
ここでまとめておくと、ひとつの結論は、website を available との組み合わせで使う場合の前置詞は on ということです。
一方、website を動詞 access と組み合せて使うときは、前置詞 at との組み合わせが一般的で、この点は英米での違いは見受けられません。
You can access our website at http://www. なんとかかんとか
が間違いなく「標準型」です。
これは感覚的に納得できます。地図を見ながら旅行の計画をしているとして、最初はロンドンで、次はパリといった話をする場合、We first stop at London, and then... というふうに at を使うからです。平面上の点という感覚で話をするときは、 at を使うのが一般的ということです。言い換えれば、英語感覚からすると URL はネットという平面の世界における点として意識されているかのようです。
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