2010年1月13日
(下)英語の相づち
3)感心したり、共感を示すための相づち
このタイプの相づちとしてよく聞くのは以下のものです。
see の例
A: You know, we've had to dip into our savings to make ends meet.
B: I see.
A: And to make matters worse...
Really の例
A: Jokingly, some people say HBC stands for "Here before Christ."
B: Oh, really?
A: Well, as a matter of fact, it stands for the Hudson Bay Company, a more than 300-year old company.
A: How interesting!
A: So, this is your first time here in Japan.
B: Actually, this is my second visit.
A: Oh, really?
B: But that was way back, almost 20 years ago.
A: Oh, 20 years ago.
B: Indeed, 20 years. That's a long time, isn't it?
MEMO Really? だけでも十分ですが、Oh を入れることで、「それは知らなかった」というニュアンスが加わります。そこで、相手も、話を続けて、内容を補足しようとするものです。
Indeedの例
A: It snowed forty centimeters last night.
B: Indeed! (=ほんと、すごいですよね)
A: They're saying it's the heaviest snowfall in Tokyo in almost 30 years.
B: Oh, 30 years.
A: Nice day, isn't it!
B: It is indeed. (=いや、ほんとに)
A: We live in strange times.
B: Indeed.(=ほんと、そのとおり)
Goodの例
A: My husband works for a multinational.
B: That's good.
A: We’re going to buy a new car.
B: Oh, good.
MEMO That’s good. が「そりゃいいですね」「そうですか、それはけっこう」という感じなのに、Oh, good. は相手がしたこと、達成したこと(つまり過去の事実)に対して「よかったじゃない」に近い、もっとあっさりした感じになります。例えば、A: I got an A in Business English. B: Oh, good.
助動詞を使う例
相手がBe動詞を使っているなら、そのままBe動詞を使う
A: How was dinner at XYZ? B: It was incredibly overpriced.
A: Was it?
A: I was born on the island of Chichi-jima, the largest one in the Ogasawara Islands.
B: Were you?
Be動詞以外の動詞つまり一般動詞が使われているときは、Doを適宜変形して使う
A: We paid something like $50 each for dinner.
B: Did you?
相手が助動詞have の入っている完了形を使っているときは、have を使う。
A: We've spent a fortune on our cats lately, what with vet bills and special diet food.
B: Have you?
4)聞き手の気持ち・感情を伝える相づち
that's too bad (=それは気の毒に)
A: After a year of job searching, he’s still without a job offer in hand. B: Oh, that’s too bad.
A: Seems she lost all her things in the fire. B: That’s too bad.
that's too bad(=それは残念)
A: I don't think I can come to Jane's farewell party. Say hello to her for me.
B: That's too bad. Okay, I'll tell her that you wanted to say hello.
他にこういうのもあります。
A: Eventually Jane got fired.
B: Poor Jane!
A: Yesterday, I met the love of my live online.
B: You're kidding.
A: I was really ill yesterday.
B: Oh, dear!
A: The entire family was killed in the accident.
B: How awful!
ポジティブな話のときは・・・
A: The accident was not that bad.
B: Thank God!
A: We all think you're so special.
B: How kind!
★ 使い分けの勘どころ
一般に、軽い感じで「そりゃ困りますよね」「そりゃ大変だしたね」程度で言うときは、
Oh no!
Oh, dear!
What a shame/nuisance.
をよく使います。
重大事故や重い病気などけっこう話が深刻なときは、むしろ、
How awful!
How terrible!
を使い、これをもっとフォーマルな感じで言うなら、
I 'm really sorry to hear that.
になります。
このように軽重の区別が一応あるので、
What with our cat getting sick and all that we missed the chance of a holiday.
と相手が言った場合に、How awful/terrible! は大げさな感じがします。
That's a shame!
ぐらいが「適度」のリアクションで、せいぜいが、I'm sorry to hear that. を付けるぐらいでしょうか。
同様に、This temple was once destroyed by arson. と説明されたとして、
How awful/terrible!
は、やはりおおげさで、
What a shame!
ぐらいが普通のリアクションです。
★ さいごに
普段、英語を話す機会のない学習者の場合、こういった相づちの使われ方を研究するためには、上のような基礎知識をつけた上で、字幕を英語にした上で海外TVドラマあるいは映画のDVDをじっくり見るのが早道ではないでしょうか。
あるいはネット上で、"a conversation with" と transcript を入れて、何かの会話をテープ起こししたもの探し出し、研究するという手もあるでしょう。
いずれにしろ、冒頭で触れたとおり、こういった相づちは(1)聞いてるよと伝えるタイプ、(2)聞いてるよに、プラスアルファのあるタイプ、(3)感心したり、共感していることを伝えるタイプ、それと(4)聞き手が怒り、悲しみ、同情など自分の感情を表すタイプの4つに分けられますから、新たなものに出会ったおりにも、これにそって分類した上、使えるようにし、あるいは、別の所で出会ったときにそれとわかるようにしておくことで、英語の力もぐっと伸びることでしょう。
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日向先生こんにちは。はじめまして。
相槌について・・・英会話においてとても重要ですよね。
私がいつも生徒さんに教えていて思うのは
英語による相槌の仕方を知らないということです。
先生も書かれているように、英語の相槌は日本人からしてみればオーバーだったりするので恥ずかしがってやらなかったりするみたいです。私が話していても、反応がないので
あれ?分かってるのかなー
分かっていないのかなー
ってすごくすごく気になってしまいます。
反応があっても、Mmmmmというような英語で言うと
否定的?な反応が返ってきたりして(生徒さんたちからしてみると、うんうんと聞いているつもりらしいです)戸惑ったりもします。
なので、すごく役に立つ記事でした・・・。ありがとうございます。
これを参考にしてこれからも生徒さんたちにもう少し詳しく教えられるような気がします!
[返信]
英語を教えてらっしゃる方がそうおっしゃるのですから、本当、相づちに対する認識不足というのは大きな問題ですよね。
きょうの朝日新聞で、ジャパンアズナンバーワンの著者として知られるエズラ・ボーゲルが競争力の向上のためサービスへのシフトが求められている日本で「英会話を含めての英語」のスキルアップを指摘していますが、「英会話」と英語の区別のつく人がどれだけいるんだろうと考えさせられます。