2010年5月22日
I think...は控えめに
先日、取り上げた AERA English 6月号の「会話力アップ!徹底講座」、「どうなんだろうなあ、ひっかかるなあ」と感じた助言に、「まずは I think で話し出してみる」というのがありました。流暢さよりもアサーティブな態度、つまり堂々と自分の主張を打ち出す態度の方が大事だよという趣旨のようです。他面、「あとに何を続けるかは、とりあえずこのフレーズを口に出してから考えてもOK」と書いてあるので、Let me see のように、考えをまとめている間の「時間かせぎ」の道具としても有用だということのようでもあります。
しかし、自分なら、人に I think をもっと使うといいよなどとは言わず、控えめにしておいた方が無難だよと教えてあげるところです。どうも気になります。
そもそも、なぜこんなことが気になったかと言うと、数年前のこと、10人強の学生が参加していた何かのワークショップを手伝った際、司会役が机のまわりに座っている学生たちの意見を求めたところ、まるで判でついたように、何人もが次々と I think... I think...と発言の頭に I think をつけて話し始めたので驚いたという経験があるからです。中にはご丁寧に、I think なんたらかんたら、and I also think なんたらかんたら、と、連発する人までいました。
その時は、いったいどこでこんな変なクセがつくのだろうか、自分の意見を発表するときの決まり文句、例えば、The way I see it is that... To my mind... As I see it...などの定番や、ややインフォーマルな If you ask me...など誰も教えてくれないのかなあと不思議に思ったものです。
そこで今回は、そもそも I think が英語の世界でどのように位置づけられており、話し言葉や書き言葉での「濫用」ないし「乱発」が普通に英語を使う人の目にはどう映るかを見ておきたいと考えました。
おそらく、英語で話す際に I think で始める人は、日本語での「〜と思います」だとか、「(わたし)思いますには、考えますに」に相当するものとして捉えているのではないでしょうか。また、Let me see, Um, Well のように「時間かせぎ」のツールとして便利だということで、とりあえず使っている人も多い感じです。しかし、どちらも I think の英語の世界での位置づけからすると、ちょっと違うよなと言わざるを得ません。
この I think 、英語の世界では、独特のポジションを持っています。Longman Grammar of Spoken English によると、know より弱いけれど suspectよりは強い自信のほどを表す一方で、認識の根拠 (source of knowledge) をも表すのが、この I think の役どころとされています。つまり、I think は、「飽くまでわたしの考え・判断であって、確信を持って断定しているわけではありませんよ」というニュアンスで使われるのが普通だということです。
そうとすれば、冒頭でご紹介した、自己主張の道具として有用という見方ないし助言はどうなんだろうと思わざるを得ません。
それはそれとして、I think が話し手としての控えめな態度を伝える道具であることから、下手をすると押し付ける結果となり、相手の面子を損ねかねない話をする場合に(こうした「面子威嚇行為」については、こちらの記事をご覧ください)、インパクトを和らげる道具として使われます。
この点、社会言語学つまり Who says what to whom, where, when and for what purpose. という会話の社会的コンテクストを研究する分野の基本書の一つ、Brown, Levinson の Politeness では、I think は、"the want not to presume and the want not to coerce hearer" (あつかましく振る舞ってはいけないとする気持ならびに聞き手に強いるのを避けたいという気持)の表れと位置づけられており、I suppose や I guess と同列に置かれています。
このように、I think は話し手自身の控えめな姿勢をアピールするものとして会話の中でもよく使われるわけですが、問題は、英語を話せる日本人がどうかすると、I think 本来のニュアンスや機能とおかまいなく乱発する傾向があることです。
慎み深さをアピールする道具ならいくら使ってもよさそうなものですが、やはり乱発すると一種の副作用が表れてきます。
実際、Senko K. Maynard という研究者は、Japanese Communication: Language and Thought in Context (University of Hawaii Press) という本の中で、どうかすると、I think, I think that's right, I think I will conclude that, I think I can't do that, I think I will go, I think yes と I think をやたら使う、英語を勉強中の日本人を取り上げ、
This style often gives Americans the impression that Japanese people are (1) repetitive or (2) opinionated. こうしたスタイルは、アメリカ人に対しては、日本人というのは(1)言葉の繰り返しが多い、または、(2)自分の考えを強引に通そうとする、という印象をしばしば与える。
と指摘しています。
どういうことかと言うと、I think という言い方を使う人はアメリカ人にもけっこういるけれど、アメリカ英語の世界では、それが出てくれば聞き手もすぐ「あ、I thinkか」と気づくようなクセのあるフレーズであり、したがって、何度もそれを使うと「この人、なんだか繰り返しが多いなあ」と思われてしまうということです。
要するに本来の使い方に即して折々 I think で始めるのはいいとして、乱発すると、みっともないということです。
I think... 実はここに英語独特のセンスの問題がからんでいます。英語には同じ言葉を繰り返し使うなという暗黙の掟があり、英語を話す人はライティングの授業でこういったことを叩き込まれているので、同じ言葉を何度も繰り返す人は必然的に否定的評価を加えられてしまうという現実があります。
「同じ単語や言い回しを話の中で何度も繰り返すな」というのは英語を話したり、書いたりする人にとってはあまりに当たり前のことで、いちいちそれを教えてくれるものは少ないのですが、珍しいことに、Oxford Textbooks in Linguistics の中の一冊、Robert M. W. Dixon著 A Semantic Approach to English grammar は、以下のように、正面から英語は繰り返しを嫌うという問題を取り上げています。(ボールドはわたしが付けました)
It is considered infelicitous in English to repeat the same word several times within a single sentence or, indeed, too closely together within a discourse. It is a feature of 'good style' to employ substitution, using synonyms and near-synonyms rather than keep repeating a given word. This applies more in written than in spoken language, and more in literary than in scientific work--but it is to some extent a feature of every variety of English. 英語では、同じ言葉を同一のセンテンスの中で、あるいは、実際上、ひとつの話の中であまり時間を置かずにいくども使うのは好ましくないこととされている。ある言葉を繰り返し使わずに同義語や近い表現を使って置き換えることは「洗練度」を表す目安の一つでもある。このことは、話し言葉よりも書き言葉、科学技術関係よりは文芸関係でいっそうこの傾向は強いが、しかし、ジャンルを問わず多かれ少なかれ英語全般に通ずる話だ。
英字新聞を読まれる方は、今度、注意してご覧になれば、記者が一生懸命言い換えを使っていることに気づかれるはずです。証券会社に関する記事なら、最初でこそその証券会社を指すために固有名詞を出すものの、次のパラグラフでは the nation's second largest brokerage、次のパラグラフでは、the scandal-ridden securities firm などと言い換えを駆使しますし、普通の人のエッセーなどでも、最初に use を使ったら,次は employ、その次は utilize、そのあとは、make use of, operate, handle などを次々と繰り出すという具合に、工夫しているものです。
ですから、こういった感覚を持っている人々を相手に英語を話すときに、I think をいくども使うようでは、いい印象を持ってもらえるはずもなく、assertive を飛び越えて opinionated と映るだけです。
人気ブログランキングへの一票、どうぞよろしくお願いします。人気blogランキングに一票
- [雑録]
- Comments (10)
- Trackbacks (1)
Trackbacks
Trackback URL:
- »blogs.com: 「I think~」を連発すると会話に誤解が生まれやすい - 2010年5月31日 17:01
僕も英語は得意なほうではありませんが、ちょっとこの話には思い当たるところがあるなあ...と胸に刺さったので、取り上げてみたいと思います。 I think ...
Comments
はじめまして。英語ランキングから来ました。
私も英語のブログを書いているので色々と参考になります。
日本語では、「~です」と言い切るよりも「~と思います」と言う方がソフトな感じがするので「思います」をよく使いますが、英語のI thinkは必ずしも当てはまらないですね。
英語でも"I think you've got the wrong #"ってひょっとしたら間違い電話では無い可能性も有るので和らげる為に使ったりはしますが、場面に応じての使い分けは大切だと思います。
確かにwritingのclassでは同意語を使えって何度も先生に注意されました(笑)
今後もブログや色々な表現方法のページ拝見させて頂きます。宜しくお願い致します
[返信]
ありがとうございます。
- masa
- 2010年6月 8日 15:52
人称の話が盛り上がっているようなので、再度コメントさせていただきます。
私自身は生命科学の分野で研究をしており、Nature, Science, Cell、そしてその「姉妹紙」を中心に読んでいます。時々工学分野の論文を読むこともあるのですが、やはり論文のスタイルが全く違い、人称代名詞を避けて受動態を使うケースが多いと感じました。生命科学系の原著論文に限りますと、どの雑誌でも1パラグラフあたり一人称が1回ぐらいは出てきます。私自身も we をこれぐらいの頻度で使いますが、編集者や共著者に文句を言われたことはありません。
工学・人文科学・自然科学それぞれでスタイルが異なるのであろうと思います。
ノーベル賞受賞の対象論文となったワトソンとクリックのDNA二重らせんに関する論文のリンクを貼っておきますので是非ご覧下さい。ノーベル賞級の論文でなくても、大体こんな調子です。
http://www.nature.com/nature/dna50/watsoncrick.pdf
こういう口語に近いスタイルは、プレゼンを聞いているような感覚で読めるので、個人的には気に入っています。
[返信]
ありがとうございます。口語に近い方が楽だというのはわかります。ビジネスなどは,ことメールに限って言えば,話し言葉の乗りで書くのが一般化していると思います。
ただ,ちゃんとして書き言葉の世界ではまだ皆さん,こだわりがあるようで,ひとつの流れとして口語に近づけるというのもある一面,もともと話し言葉と書き言葉の区別がつかず、ましてやアカデミックライティングというジャンルがあることすらわかっていない入門レベルの人に対しては,やはりきちんとルールを示すべきだと考える研究者が多いという印象を持っています。
- SK
- 2010年5月25日 14:56
ノンネイティブの一人称・二人称の使用頻度は、ネイティブの2倍から4倍――というのはとても興味深いです!
私は人文系なのですが、やはり、一・二人称表現は、「ここぞ演出」という理解です。確かに工学系とのスタイルの違いはありますよね。たとえば、人文系でも、研究方法がquantitativeの場合は、自然と一人称の文章が増えるように思います。ちなみに、受動態はやはり好まれませんが、これは、必ずしも一人称を使うということではないですよね?私は、なるべく三人称か「もの」を主語にして能動態にしています。
[返信]
コメントありがとうございます。ライティングの研究も書き手の個性による差異に注目しての研究というのが増えて来ているようで、うれしいことです。本人は意識していなくても、一定の数を集めると、国籍や民族による色合いがあるようで、contrastive rhetoricの問題と重なるんだろうなと感じています。
- Yumi
- 2010年5月24日 07:15
出遅れてしまいました。SKさんのコメントに対するコメントです。
>自然科学の論文においては一人称は一般的に使われています。通常は author が複数なので we がもっぱら使われます。今週の Nature 誌をパラパラと見てみましたが、どの論文でもそこらじゅうに we が出てきます。
Here we describe で始まり、we conducted, we found と話を進めて、we conclude/propose で締めるのが科学論文の基本です。
本当でしょうか? 私は、工学の世界の論文をほぼ毎日読んでいますが、we を用いる authors は少ないと思います。私も、we を論文で用いるのは禁じ手と習いました。
但し、Nature や Science のような世界で最も権威のある雑誌では、"we" が「世界で俺が先にやったんだ!」の意味を込めて用いられるのかもしれません。また、authors の国籍によっては、自分を売り込む手段として(文化的背景があって)、we が用いられるのかも知れません。確信は持てません。しかし、論文と国籍とwe の使用頻度に関しては、調査に値するのかも知れません。
私も、先生と同じで「ここぞという時に(論文で言えば conclusion のところで)、we を使うことがある」という理解です。
[返信]
「また、authors の国籍によっては、自分を売り込む手段として(文化的背景があって)、we が用いられるのかも知れません」というご指摘、ごもっともで、Petch-Tysonという研究者は、英語ネイテイブのアカデミックライティングと、フランス、オランダ、フィンランド、スェーデンの英語学習者によるそれを比較し、文中において一人称や二人称を使うといった話し言葉的用法がノンネイティブはネイティブに比し2倍から4倍多いという興味深い研究報告をしています。
5万単語当たりの出現数、パーセンテージで言えば以下のようになります。
US (native) 449 0.89%
French 1202 2.04%
Dutch 1195 2.39%
Finnish 1531 3.06%
Swedish 1998 3.99%
(Petch-Tyson, Stephanie. 1998. Writer/reader visibility in EFL written discourse. in S. Granger (ed.). Learner English on computer, 107–118. London and New York: Longman.)
- めいけんとパパ
- 2010年5月23日 17:13
本文ではなくてコメントに対するコメントです。
自然科学の論文においては一人称は一般的に使われています。通常は author が複数なので we がもっぱら使われます。今週の Nature 誌をパラパラと見てみましたが、どの論文でもそこらじゅうに we が出てきます。
Here we describe で始まり、we conducted, we found と話を進めて、we conclude/propose で締めるのが科学論文の基本です。
Natureの投稿ガイドラインにも次のような記載があります。
Nature journals like authors to write in the active voice ("we performed the experiment..." ) as experience has shown that readers find concepts and results to be conveyed more clearly if written directly.
http://www.nature.com/authors/author_services/how_write.html
受動態を使って主語を隠すことをテクニカルライティングだと考える向きも一部にはありますが、現在では過去のスタイルと見なされているようです。
工学や人文科学の世界ではまた違うスタイルがあるのでしょうね。
[返信]
ご解説ありがとうございます。
2009年に第5版が出ているDavid Rosenwasser,Jill Stephen共著のWriting Analytically では、As a general rule, in academic writing you should discuss your subject matter in the third person and avoid the first and second person. としていますから、1人称を避けよというのは今なお大原則と解されます。
他面、同書では、人によっては1人称を積極的に使えと説く向きもあるが、決して blanket endorsements と捉えるべきではなく、"they specify a limited context within which 'I' is preferred" であることに注意せよと説いています。事実、Ken Hyland という研究者は、Disciplinary discourses: Social interactions in academic
writing という本の中で、アカデミックライティングにおいて、I think や I believe が使われるのは、筆者が、“an overt acceptance of personal responsibility for a judgment” あるいは “a confident and expert mind in full control of the material, making judgments and passing comment on issues of concern to the discipline” を読者にアピールしたいときだと指摘しています。つまり限定的に使われているということです。
また、この人は別の論文で、サイエンス系であれ、社会科学系であれ、論文の筆者は、to organize their arguments and essays, to discuss their research activities, and to show their position towards conclusions and theoretical viewpoints" という三つの局面で人称代名詞を使っていると分析しています。ということは、一般的に人称代名詞が使われているというよりも、いわば戦略的にポイントをおさえるために使われているということになります。
以上のことから、「一人称は一般的に使われている」と速断してしまうのはどうかなと感じます。
ところで、人称代名詞の使い方も、社会科学系統と技術関係では色あいが違っているようで、Hyland は、in the social sciences personal pronouns tend to collocate with words such as argue or think to discuss points of view on the subject whereas in engineering and science papers personal pronouns tend to describe experimental activitiesと説明しています。(Disciplinary discourses: Writer stance in research articles. In C. Candlin and K. Hyland (eds.). Writing: Texts, processes and practices, 99–121. London and New York: Longman.)
いずれにしろ、どんな種類のペーパーであれ、原則として1人称は避けるが、ここぞというところではひとつの演出として例外的に使うのだというのが私の理解です。
- SK
- 2010年5月23日 13:48
いつも興味深いエッセイをありがとうございます。
I thinkのニュアンスを理解していないで多用すると、本来assertiveじゃなかったはずのフレーズが(本人の全く気づかないうちに)opinionated表現になってしまっている、というのは問題がありますよね。
ただ(私はアエラの本は読んでいないのですが)、著者の人は、日本人はシャイで意見を言わないタイプが多いので、「とにかくI thinkで始めて、とにかくもっとしゃべりなさい。」といった意味合いでの助言だったのでは・・・、とも思いました。つまり、かなり初歩的なレベルの英会話に関するアドバイスだったのでは、と。だとすると、ライティングにおける「同単語・表現のリピートを避ける」というルールと比較してしまうのは、ちょっと気の毒な気もしました。
ちなみに、「I think」は、英会話だけでなく、アカデミックライティングでも一般的に使われているのですか? だとしたら、かなりまずいですよねー。誰も一個人の私的感想を知るために論文を読んだりしませんものね。
[返信]
書き方が拙くて伝わらなかったようで、失礼しました。Maynardの指摘は話し言葉に関するものですし、また、Dixonの指摘も、リピートの問題は、書き言葉の方が問題だが、基本的には話し言葉にも当てはまるとしています。したがって、I think をリピートしない方がいいというのは「ライティングにおけるルール」ではありません。
日本人学習者がライティングで I think をやたらと使うことについては、手許に論文が二通あるぐらいで、かなり知られたことです。当然、アカデミックライティングで一人称を使うことは例外的でしかないので、変だと指摘されています。おっしゃるとおりです。
- Yumi
- 2010年5月23日 09:46
はじめまして。私は京都の大学二年生です。
たびたび雑記帳を読ませていただいてます。
英語を日向さんのような上級者レベルにしたいと思い毎日リスニングしたり簡単な洋書を読んだりしていますが、全く向上が感じられず、焦燥感に駆られています。中でも語彙が問題です。語彙量が大学受験レベルで停滞。色々新出語に出会うものの全く定着せず、既習の単語さえも忘却しているように感じられ、絶望感でいっぱいです。また、英語学習は範囲が広すぎて、全てをまんべんなく鍛えられません。リスニングとリーディングで手一杯で、スピーキングとライティングは放置状態です。
やはり私はあきらめるべきでしょうか?
[返信]
はじめまして。お話をうかがい、あきらめる前に何をどうやるべきかの方針がまるで立っていないと感じました。英語の基本は、語彙です。基本2000単語をまずやらないようでは話にならないというのが専門家の間での通説です。ですから、まずはケンブリッジ出版のEnglish Vocabulary in Use Elementary with Answers and CD-ROMを買ってきて、間違いなくなるまで何度もやることです。クリアしたら、次のIntermediateをやり、次いで、Collocations in Use 、最後に English Vocabulary in Use Advancedで間違えなくなったら、語彙は完成です。この間、進捗具合を確かめるために、1,000単語レベルのグレイデッド・リーダーを何冊か読んだりすると自信がつくかと思います。
ボキャブラリーが完成したら英英辞典が使えるようになりますから、それを武器にライティング、リーディング、スピーキング/リスニングに取組むことになりますが、ケンブリッジ英検のように4技能をバランスよく試すテストを目標に勉強した方が、無駄がない上、到達度もわかり、お勧めです。
TOEICの世界で有名な神崎正哉先生など、試しに中級レベルを受けたところ、虜になってしまい、6年も勉強し続けて、最上級をクリアしたそうで、それだけの魅力ないし説得力のある英語検定です。
- princessmia
- 2010年5月23日 07:11
欧米人は特に同じ表現の繰り返しを必要以上に嫌う傾向があるので、I think/I suppose の連発は余りいい印象を与えるとはまず考えられません。プレゼンテーションやスピーチの世界では、
非常に不利です。I think/I supposeはアサーティブな態度としては非常に弱く、確信を持てていないことが相手にはっきりと伝わってしまいます。I argue/agree/believe/contend/
disagree/dissent/doubt/find/propose/reckon/suspectなど状況に応じた表現を使ったほうがはるかにニュアンスが出ます。
[返信]
そうですよね。また、アカデミックライティングの世界だと、そもそも一人称を使うこと自体、変則なのに、そのことを知らない人も多く、浮いちゃっているのをよく見かけます。英語学習大国であるはずの日本なのに、何かバランスが悪いのは、一本、太い筋がないからでしょうか。
- 海外留学生
- 2010年5月23日 02:57
日向先生
すみません、また誤植じゃないでしょうか。
以下のところの冒頭
「同じ言葉を繰り返すというのは英語を話したり、書いたりする人にとってはあまりに当たり前のことで、いちいちそれを教えてくれるものは少ないのですが、~」
「同じ言葉をくりかえすな~」
となるのでは?
[返信]
丁寧に読んでくださり、ありがとうございます。直しておきます。
- Mari
- 2010年5月22日 18:47

現在アメリカの法科大学院に留学中のものです。日々英語力の不足を痛感しており,鍛錬に励んでおります。
ところで,分野ごとの用法の違いについてですが,法律分野ですと,例えば判例分析するレポート当では,一人称や繰り返し表現を避けることは繰り返し指導されました。
逆に,契約書を作成するときには逆に,曖昧さを避けるため同一書面では必ず同じ言葉・表現を用います。
AERAの記事は,うまくしゃべれないならいっそ黙ってしまう,というのを止めるための第一歩として書かれているものであって,先生が例に出されているワークショップの学生や,ましてや論文の記述とはまったくレベルの違う人に対するアドバイスではないかと思われます。
[返信]
読者は一般化して捉えるでしょうから、仮におっしゃる「第一歩」だとすれば、その旨明示すべきではないでしょうか。実際、学生が濫用しているのを見るにつけ、誰も教えてくれないので、「それでいいのだ」と思い込んでいることがうかがわれます。