2010年8月 2日
SUICAのチャージ
知り合いに「SUICAは1000円単位でしかチャージできない」と英語で言いたい場合、どういう言い方をすればよいのかと尋ねられました。
SUICAはチャージ可能なプリペイドカードですから、英語で言えば、rechargeable prepaid card であり、「お持ちの SUICA をチャージするときは1000円単位ですよ」と言いたいなら、「チャージ」を意味する、recharge と、一定額の増分を意味する increments を使って、
You can recharge your SUICA in 1,000-yen increments.
と言えます。(この場合、charge one's SUICAだと、"charge one's credit card" と同じことで、その SUICA の勘定に「つける」ことになってしまうので、具合が悪い感じです。なので、この種のカードを「チャージ」すると言いたいときは、recharge か、もっとインフォーマルに refill するという言い方が一般的なのでしょう)
さらに、「1,000円単位」でしかチャージできないという制約を強調するなら、rechargeable を使って、
SUICAs are rechargeable in 1,000-yen increments only.
と言えます。
このように、この訳で鍵をにぎるのは、in + [金額/数量]+ increments という形で使う increment という単語ですが、辞書を見ると、意外なことに、この典型的用法が説明されていません。せいぜいが、年々の昇給を意味する annual increments が載っている程度です。
そうしたなか、「おっ、いいじゃない」と思ったのが、Longman Advanced American Dictionary.
The tickets are printed in 50-cent increments (= for example, 50 cents, $1.00, $1.50 etc.).
という例文が載っていました。
ちょっと注意を要するのは、この increment、一定額ずつ増えて行く場合にのみ使え、デパートの商品券のように、5,000円券、10,000円券と来て、次が(15,000円券ではなく)20,000円券といった発行形式の場合は、使えないことです。この場合は、
Gift certificates are available in denominations of ¥5,000, ¥10,000 and ¥20,000.
というふうに、denomination という言い方を使うのが普通だと思います。
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Comments
アメリカの地下鉄の自販機では、put money on the card と表示されていたと記憶しています。charge up, refill, reload 等も使えそうですね。
[返信]
単純明快な言い方で、これなら年寄りでもわかりますね。
- SK
- 2010年8月 8日 09:58
イギリスの話ですが、Suicaと同等のものに「オイスターカード」がありまして、これにお金をいれるときは"top-up"というphrasal verbを使います。rechargeという言葉も説明書などでみたことはありますが、日常生活にはあまり使わないように思えます。
なお、プリペイドの携帯にお金を足すときも、やっぱりtop-upです。
[返信]
有益な情報ありがとうございます。I'll top up the teapot. と同じノリなのがイギリスっぽいなと感じました。
- Shuji
- 2010年8月 7日 09:43
コメントというよりも質問ですみません。
例えば「SUICAは1000円単位で、最大20000円までチャージできますよ。」と言いたいときは、
"You can recharge your SUICA in 1,000-yen increments, up to 20,000-yen."
という言い方で通じますでしょうか?
[返信]
はい、通じます。
- 一般社員
- 2010年8月 6日 13:50
日常のカジュアルな会話では、"You can recharge your SUICA every 1,000 yen" とかなのでしょうか?
なんとなく、日ごろの会話ではもっと簡単な言葉を使うような気がしたのですが、どうでしょうか?
(こういう簡単な言葉を多用した会話表現は難しいです。単語自体は本当に簡単なのだけど、その単語がそういう表現で使われることに馴れていなかったり知らなかったり・・)
[返信]
every 1,000 yen という言い方だと、1000円ごとに何かが起きる感じになってしまいますから、You can recharge your SUICA every 1,000 yen. だと、1,000円使い切るつどチャージできるとも聞こえてしまいます。
increments以外の言葉としては、multiplesも使えますから、1,000円の整数倍単位でチャージと言いたいなら、SUICAs can be refilled in multiples of 1,000 yen. という言い方もできます。
- 匿名
- 2010年8月 5日 21:34

香港に97年にオクトパスカードという電子乗車券が導入された際、現地に住んでいましたが、チャージ機の名称が"Add-value Machine"になっていました。香港なので英国英語的なのかもしれませんが、日常会話で"add value"という言い方も可能なのでしょうか。
ちなみに、中国語表記は「増値機」だったのですが、この表現は日本人にはインパクトがあったというか、一度見たらすぐに覚えられ、多くの日本人が「ゾウチキ、ゾウチキ」と呼んでいました。
[返信]
add-value machineやら「増値機」やら、なんだか素敵な響きですね。ただ、日常的な英語でどうかとなると、個人的には add value だと、付加価値をイメージしてしまいます。おもしろくて、ためになる情報、ありがとうございます。