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日向清人のビジネス英語雑記帳:スペースアルク
 

2010年10月 6日

always+進行形の心はcriticism

英語で、「やれやれ、またかよ」「毎度のことながら」「相も変わらず」というニュアンスを出したいときに、always と進行形を組み合せて使うというやり方があります。

ちょっと意外に思ったのが、学生の会話例作りを手伝っているときに、「ころころ考えが変わるから、おまえは信用できない」という趣旨のことを言いたいなら、

You're always changing your mind. How can I trust you?

という言い方が出来ると説明したところ、「へぇー」という反応だったので、こちらが面食らいました。

むずかしい単語はいろいろと知っているだろうに、こういう会話でよく使う平凡な表現、教わる機会がないと見えて、一種の盲点になっているようです。

じゃあ、どうしたらいいんだということになるでしょうが、やはり一度はコミュニケーションを意識した文法書をひととおりやるべきだと思います。例えば、手許にある Michael Swan と Catherine Walter の How English Works には、わざわざ "he's always borrowing money" という見出しを立て、こういう用法に1ページを充てています。

この点、日本語の英文法書はどう取り扱っているのかなと Forest をのぞいてみると、「現在進行形が alwaysなどの頻度を表す副詞句を伴うと、その動作がしばしば反復されることを表す」と説明するにとどまり、かろうじて、「この場合、反復される動作が強調され、それに対する話し手の感情が入ることが多い」と補足するにとどまっています。

しかし、こういった説明だけから、

My stupid PC is always freezing up!

と言う人の気持がわかるとは思えません。日本語の英文法書の説明は学術的には正しいんでしょうが、

Dad is always teasing me about my clothes.
He's always arguing and fighting.
He's always giving people some presents.
My wife's always buying new products.

といった例を挙げた上で、This structure usually expresses an emotion. とおさえるべき点を指名してから、それは、普通は criticism だよと教えてくれる、How English Works のスタイルの方がずっと役立つことは間違いありません。

世の中いろいろ英文法の本はありますが、例えばの話、always + 進行形がどう扱われているかを見るだけでも、コミュニカティブな英語に対する問題意識をうかがうことができそうです。


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Comments

Michael Swan と Catherine Walter の "How English Works" は先生おすすめの文法書でしょうか?

[返信]

類書と違って、一冊に必要最小限のことが、しかも話し言葉までも視野に入れてまとめてある点、秀逸です。何と言っても Michael Swan 先生ですから、ツボをおさえた、ちょっとした注意が泣かせます。ただ、買う場合は、解答付きであるのを確かめる必要があります。

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