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日向清人のビジネス英語雑記帳:スペースアルク
 

2010年10月22日

trip/travel/journey

自分のハワイ旅行の経験をお話ししましょうとプレゼンの冒頭で言いたいとして、みなさんだったら、どう言われますか。

Today, I'd like to talk about my [trip? travel? travels? journey? ] to Hawaii.

実は、元はと言えば、ちょっとした集まりで旅行で見聞きしたことを話してくださる方が用意してくださった案内文に、my travel to... という下りがあって、あれっと思った次第。

おかしな所があったら遠慮なく直してくれと言われていたので、my travel to を my trip to に直しておきましたが、なぜかと言えば、travel は 4泊6日のハワイ旅行といった具体的な旅行については使わず、旅行一般を抽象的に言うときに使うものだからです。ですから、

「旅行(というもの)が好きです」と言いたいなら、I love travel. であり、「業務での出張が多い」と言いたいなら、My job involves a lot of travel. となります。また、飛行機での旅行が嫌いなら、I hate air travel. です。これらの例では trip はなじみません。

それでは、travels はどうなのでしょう。この単語は、通常、あちこち回る、長期の海外旅行をイメージさせる言葉で、「ヨーロッパ旅行では、イタリーが一番でした」と言いたいなら、During my travels to Europe, I enjoyed Italy most of all. と言うのが普通です。また、「母は海外旅行に出ており、帰ってくるのは来月です」と言いたいような場合は、My mother won't get back from her travels until next month. というふうに、やはり travels を使います。

あと、もうひとつ、travels という複数形には別の意味があり、「旅行記」を意味していることがあります。例えば、「ガリバー旅行記」は Gulliver's Travels ですし、「マルコ・ポーロ旅行記」はThe Travels of Marco Polo です。

4択の最後、journey は、a three-week journey across Europe and Asia というふうに、通常、陸路での長旅、あるいは、my journey to Timbuktu や a journey across the desert のように普通、困難の伴う旅のことですから、これから8時間かかって車で帰郷する人に対しては、I wish you a safe journey. とは言えても、ハワイに向う人に対してはどうなのでしょう。自分だったら、Have a safe trip. 程度で済ませることでしょう。いずれにしろ、journey は trip に比べてフォーマルな感じがしますから、I'd like to talk about my journey to ... などとやると pompous な感じすらします。

ということで、数日程度の旅行を言うには trip を使うのが普通という結論になります。


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Comments

いつも参考になります。
細かい指摘ですが、a journey across the dessert は desert の間違いなのではないでしょうか。

[返信]

ありがとうございます。直しておきます。

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