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日向清人のビジネス英語雑記帳:スペースアルク
 

2009年05月12日

TITLE:(下)現在完了は「今」を語る

前回、現在完了というのは、「今」を語るツールだよということを申しあげました。したがって、教科書的事例になりますが、意味的に現在の話をするときのツールである以上、

I have seen him yesterday.

のように、yesterday という、形式上、過去の時点の話であることを明示するツールと混用するとおかしなことになってしまいます。

何であれ、「今」を語るツールである以上、「今」「ここでの」話だよという状況設定を明示する単語や言い回しといっしょに使うのが一番自然だと言えます。そこで、まずは、「今の話」だよと合図するための小道具をざっと見て行きます。次いで、形式には表れていなくてもコンテクストから「今」とわかるがゆえに現在完了を使うケースを見て行きます。

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2009年05月10日

TITLE:(上)現在完了は「今」を語るツール

授業で4人一組になって会話例を作ってもらうと、英語では現在完了を使う場面なのに、過去形を使うという例を多く見受けます。おそらく「ここは現在完了」と自信をもって使えないので、ひとまず無難な過去形で行くのでしょう。

迷いを吹っ切るいい方法は、「過去の済んだ話をするなら単純過去形を使い、今の話をしているなら現在完了を使う」というルールで行くことです。以前、現在完了とはどういうものか:過去形との対比を通じて理解し、使いこなすためのポイントでも触れましたが、「過去形を使うか現在完了形を使うかは話し手の選択ないし視点の問題」なのです。このあたりの感覚をチェックするため、以下の三題につき、自分だったら、どちらを使うかを試してみてください。

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2007年12月08日

TITLE:間接目的語のおさらい

有名中学の英語の先生から、「彼女は僕に質問をした」を英訳せよという問題を出すと、何人もが She asked a question to me. と答えるという話をうかがい、うーん、そういうものなのかと、おどろきました。しかし、考えてみると、担当させていただいている社会人向けのコースでも、なぜ give you something は give something to you と言い換えられるのに、ask は駄目なのかと何度か尋ねられましたし、無理もないと感じました。

そこで、きょうは、間接目的語のおさらいにしました。

ひとまず以下の問題をやってみてください。普段の合格率は4人に1人という感じですが、今回はどうなのでしょう。かなり低くなるのではないでしょうか。盲点をついているので、けっこう大変だと思います。


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間接目的語というと、Please send us the goods as soon as possible. は、Please send the goods to us as soon as possible. と書き換えられると習いますから、そればかりが頭に残り、微妙な使い分けが要求される他のパターンがおろそかにされがちです。また会社で普段英語を使って仕事をしており、はためには英語の達人と映っているような人も、けっこう、Let me explain you what we plan. などとやっているものです。

要するに、send us something = send something to us というふうに、「どちらでもいい」グループ以外に、ask などのように、 ask somebody something というパターンで使うグループと、explain などのように常に前置詞 to とセットで、explain to somebody something というパターンで使うグループとがあることを意識し、余裕のある限り、辞書で使い方を確認する必要があります。

なお Let me explain you は駄目だよという記事を以前まとめていますので、この方面が気になるかたは是非ご覧ください。記事はこちらです


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2007年09月10日

TITLE:「時制の一致」は実際の英語では「一致しない」という話

「ビジネス英語雑記帳」の読者のみなさんは英語に関心がある方ばかりでしょうから、学校時代にたたきこまれた間接話法における時制の一致、つまり、間接話法で何かが報告される構文で、that 節の前の動詞が過去形になったら、that節の中の動詞の時制が現在形だったら過去形にというふうに一つ過去にさかのぼるというルールをおぼえているかと思います。きょうは、その大原則が意外なことに実際の英語では必ずしもルールどおりではないという話です。

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2006年11月08日

TITLE:なぜ自動詞か他動詞かが問題となるのか

文法をひととおり勉強した人なら誰でも動詞には目的語を取らない自動詞 (intransitive verb) と目的語を取る他動詞 (transitive verb) の別があり、前者には BE 動詞を初めとする連結動詞 (linking verb) が入るということを知っているはずです。

しかし、そもそも、なぜこうした区別が問題となるのか、また、自動詞か他動詞かがわかっていると、どういうゴリヤクがあるのかということになると、そこまで意識し、おさえている人は少数派なのではないでしょうか。

目的語を取る動詞が他動詞で、目的語のないのが自動詞と機械的に覚えるのも一つの方法でしょうが、その背後にある理屈まで知っておいた方が楽しいはずです。同じ千本ノックでも、その結果としてこういうセンスが身につくのを楽しみにしながら繰り返すのと、ただただ苦しさに耐えながらやみくもに練習問題を繰り返すのとでは大違いです。

そこで、今回は、この自動詞と他動詞の区別の問題を考えてみることにしました。

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2006年10月13日

TITLE:(下)言うとやったことになる performative verbs の世界

★ ケースバイケースの performative verb

一方、上で紹介したような例に当たるからと言って、常に performative verb とされるわけでもありません。例えば、apologize という動詞について言えば、第一に、上で「一人称の現在形、しかも能動態で使うときのみ」 perform できるのですから、They apologized for their mistake.(彼らは自分たちのミスにつき詫びを入れた)という例では、performative verb として使われているとは言えません。第二に、コンテクストが違う場合も、その動詞を口にしたからと言って、perform することにはなりません。例えば、「締め切りに間に合わなかったときはどうしているの」という質問に対して、I apologize.(いつも謝っています)と答えるような場合は、なるほど apologize という動詞は使っていますが、自分はいつも謝ることにしているんだという客観的行為の描写として言っているわけですから、これは明らかに話が違います。

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2006年10月12日

TITLE:(上)言うとやったことになる performative verbs の世界

このところビギナー向けの記事が続いているので、趣きをちょっと変えたいと思います。中・上級レベルのかたにも楽しんでいただける話です(←この一節は、コメントしてくださった yumi さんという方に「あのー、これってビギナー用なのですか?」と怒られてしまったので、後からあわてて付け加えました)。

北朝鮮政府による核実験を実施したという発表を受け、ブッシュ大頭領は、10月9日に声明を発表し、それが事実かの確認作業を進めているとした上で、核実験をしたと言っていること自体が国際平和と安全保障への脅威だと指摘し、The United States condemns this provocative act. と続けました。(声明のテキストと、大頭領が声明を発表しているビデオは ホワイトハウスのウェブサイトで見られます)

この The United States condemns this provocative act. というくだりは、訳せば、「アメリカ合衆国はこの挑発的行為を非難する」となり、主語が3人称であることも手伝って、日本語として聞くと客観的と言うのか、醒めた感じでものを言っているようにも聞こえます。しかし、英語として聞くと、一種独特のきつさがあります。

一つには、元々 condemn 自体が、strongly disapprove of something (何かに対してそれはイカンのだという気持ちを強く持つ)という意味であることに加え、それが morally wrong (道理に反しているがゆえに間違っている)という感覚に根ざしていることがあります。他は、ここで使われている condemn という動詞が、performative verbs (「遂行動詞」と訳されるようです)と称されるものであることに由来するというのが私の理解です。

この performative verb というのは、名前からわかるとおり、perform する動詞であり、その動詞がXという行為を表しているなら、その動詞を口にすること自体がXをすることになるという独特のもので、みずから perform する動詞であるがため、他の動詞と比べ、何かパワフルなイメージがあるのです。

きょうはそんな performative verbs という、マイナーながらなかなか味わい深い動詞の仲間をご紹介したいと思います。

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2006年02月27日

TITLE:StartとBeginの使いわけ

和英辞典で「始まる」「始める」を引くと、start、begin のどちらでもいいような書き方になっています。英英辞典を見ても同じようなもので、例えば、Oxford Advanced Learner's Dictionaryでbeginの項を引くと、わざわざstartと比較するボックスがあり、There is not much difference between begin and start, though start is more common in spoken English.と説明しています。どちらを使おうと大差はないけれど、話し言葉ではstartが使われることが多い(逆に言えば、beginはフォーマルな感じがある)というわけです。

ただ、あとで取りあげる begin 独自の世界との関係で、ちょっとおもしろいのは、begin について、The story begins on the island of Corfu.(話はコルフという名の島から始まる)という例を挙げながら、一連の出来事を語る場合によく使われるとしている点です。

このように基本的には begin、start は、どちらを使おうと問題ではなく、互いに入れ替えても意味は変わらないと、ひとまず言えます。しかし、場面によっては、もっぱら start を使うのが普通で、begin が使えないケースがあることも事実です。この点、かなり英語ができる人でも、begin の方が start よりフォーマルな感じがあり、これを更に堅苦しい言い方にしたければ、commence が使われるという程度の認識にとどまっており、begin が使えないケースまではおさえていないということもあるでしょうから、きょうはこの問題に焦点をあわせてみます。

まずは、start しか使えず、ここで begin を使ってしまうと響きがおかしくなるとされる例をご覧ください。

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2006年01月12日

TITLE:動詞に続くTHAT:省略する場合としない場合

「これはできるはずだと思います」と言いたい場合、くだけた言い方である doable を使うとして(改まった言い方をしなければならない場面なら feasible を使います)、

I believe that this is doable.

というふうに動詞に続けて that を入れて言う人もいれば、

I believe this is doable.

という具合に that 抜きで言う人がいます。

そこで、辞書でbelieveの項を引くと believe (that) と、thatを入れるか入れないかは任意であることが示されます。動詞の think の項を引いても、同じように、 think (that) となっています。しかし、これでは、どういう場合に入れて、どういう場合に省略できるのだろうと、不安にかられる人も多いのではないでしょうか。

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2005年09月22日

TITLE:未来進行形のゴリヤクは何か:文明人のたしなみとしての未来進行形

I will be leaving soon.(もうじき発つことになっています)といったWILL BE に動詞のING形をつけて作る未来進行形は、実際には、あとで説明するとおり、How long will you be staying in Japan?(日本でのご滞在の予定はどんな感じなのでしょう)に見られるような、話し手の心理的距離感を演出し、言い方を丁寧にするツールとして重要です。文明人らしくふるまう上でのたしなみの一つと言えます。

そこで、まずは通常の用法をざっと見てから、丁寧な言い方にするためのツールという側面に焦点を当てることにします。

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2005年09月12日

TITLE:現在進行形の使いかた(Part 2 後編)

教科書的説明では、現在進行形で使える動詞は「動き」を表す動詞に限られ、knowのように「状態」を表す動詞の場合は、現在進行形を使うことができないとされます。実際、ネット上の英文法講座をいろいろ見てまわりますと、判で押したように「動作を表す動詞は、be動詞+動詞のing形にできるけれど状態を表す動詞はできない」と説明していますが、こうした説明は、あとで見るとおり、普通に英語を話す人々の感覚とは大きな隔たりがあります。

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2005年09月11日

TITLE:現在進行形の使いかた(Part 2 前編)

9月 8日号の記事、「学校英文法のうそ:現在進行形の使いかた」について、お前が勝手に一人で言っているのではないかという趣旨のコメントを頂戴したので、文法書をもっと前面に出しながら現在進行形がどういうものであるかをもう少し詳しくご紹介したいと思います。

まずはわが国で一般に現在進行形がどう教えられているのかをざっと見てから、本当のところはどうなのか、つまり英語の使い手が普通には現在進行形をどう使っているかという問題に踏み込んでいきます。

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2005年09月10日

TITLE:「料理を習うために」はfor learning how to cookか、to learn how to cookか。

目的を示すためには一般にto+動詞でもいいし、for+動名詞(動詞のing形)でもいいとされています。そうとすれば、「料理を習いにフランスに行きたい」と言いたい場合、以下の いずれでもよさそうな感じがします。ところが、(a)は間違いとされます。

(1) I want to go to France for learning how to cook. ← これは誤用例です。
(2) I want to go to France to learn how to cook.

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2005年09月08日

TITLE:(下)学校英文法のうそ:現在進行形の使いかた

学校英文法の世界では、現在進行形がShe is drafting an agreement.(彼女は契約書の起草中だ)のように「時間の中の一点を指す」のに対して、現在形の方は、I usually go to work on the bus.(私はバスで通勤している)のように習慣を語る場合、あるいは、We manufacture cosmetics. / We are a manufacturer of cosmetics.(当社は化粧品のメーカーです)のように「一定期間続く状態」を語る場合に使うと教えるようです。(実際には英語を使えない人たちが学校での英語はこう教えなさいという指導要領を作るためにこういう結果になるのでしょう。その意味では普通に英語を使える先生方が気の毒ではあります)

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2005年08月30日

TITLE:(上)学校英文法のうそ:現在形・過去形の使いかた

現在時制は現在のことを話すときに使い、過去時制は過去のことを話すときに使うという学校文法の呪縛を解かないと、普通の英語の使い手が当たり前のこととしているセンスが身につきません。そこで、学校文法のどこがおかしいのかを見ていき、ネイティブスピーカーはもとより、ごく普通に英語を使っている人々が現在形、過去形をどう使いわけているのかをご紹介します。

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2005年07月09日

TITLE:BE動詞の生い立ちの秘密:最重要動詞の知られざる過去を訪ねる

英語の動詞の中でもbe動詞は本当に不思議な存在です。8つも活用形のある不規則動詞で、しかもその過去形のwasは基本形ないし原形であるbeとは似ても似つかぬものです。

発音されるときは、she'sという具合に省略されますし、What is important is that...のようなthat節に先行するbe動詞の場合、続くthatの方に吸収されてしまい、ほとんど聞こえなくなります。何だかどうでもいい動詞であるかのような扱いです。

それでいて、あとで説明するとおり、be動詞は英語の動詞を使用頻度でランクづけするとトップに来る動詞なのです。主な英単語8万あまりについてその出現頻度を調べることのできるwww.wordcount.orgで見ても、何とisは9番目に多く使われる単語で、その次の10番目もbe動詞の仲間であるwasです。

このようにbe動詞は、英語を習い、使っていく上で必要となる動詞のなかでも最重要動詞です。だからこそ、アメリカへの移民用の教科書その他普通の英語学習者向け教材ではまっさきに取りあげられ、不規則な活用で、おぼえにくいかも知れないけれど、ともかく暗記しなさいということになります。

しかし、その歴史的背景には滅びた三つの動詞の物語があり、そういったことを考えると、無味乾燥に思えるBE動詞も何だか違ったおもむきが感じられます。中世に何かが起きて、beon、esan、wesanという三つの動詞族が絶滅してしまったのですが、わずかに、beonがBE動詞の原形であるbeに姿を残し、esanは、isとamにその名残りをとどめ、wesanは、wasとwereに片鱗を残しています。今回は、こんな生い立ちの秘密を持つbe動詞の研究です。

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2005年07月05日

TITLE:Explain me why...は間違った言い方です

I know that...とは言えるのに、I want that...とは言えないことからわかるとおり、動詞ごとに使い方のパターンが決まっています。今回はそういったパターンの中でも、見過ごされがちな、Please explain me why... とは言えず、Please explain to me why... としなければならないといった問題を取りあげます。

そもそも英語は常にWho + Whatという形で、「何かが、どうである/どうする」を伝えるものですが、文法的に言えば、主語である名詞につき、述語である動詞が語るという形式をとります。したがって、英語で使われる単語を分類した場合も、およそ1/4を名詞が占め、1/5を動詞が占めています。名詞と並ぶ主役クラスの品詞です。

このように英語を話したり、書いたりする上で、1/5のウェイトを持つ動詞につき学校で何を教えてくれるかと言うと、現在か過去か、完了しているのか進行中なのかという時制の話と能動態・受動態の話にとどまります。したがって大人になって英語を使うようになっても、これ以外のことにあまり目が行きません。

ところが、普通に英語を使うに当たっては、動詞ごとに使い方のパターンが決まっていることに目を向ける必要があります。そうだというのに、学校で正式に教えられることもないためか、たいていの人は、類推でことを済ませ、間違えていることにすら気づかずじまいです。

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2005年06月22日

TITLE:Company is? are? ??けっこうむずかしい動詞の単数、複数の決め方

名詞が複数なら動詞も複数形を使い、名詞が単数なら動詞も単数形を使うのは中学英文法レベルで習うことでしょうが、実際問題としては、タイトルのcompanyのように単数形の名詞として扱うベきか、あるいは複数形として扱うべきかと迷います。また、newsのように見かけは複数形なのに単数形の動詞で受けるものがあるかと思えば、policeのように見かけは単数なのに、複数形の動詞で受けたりする名詞もあります。さらに、日頃、英語を書かれる方は経験しているでしょうが、One of the samplesと、ここまで書いてから、samplesだからwereとすべきかな、でも、主語はoneだからwasではないかと急に不安になったりするものです。加えて、嫌なことに、外国で英文法のテストを受けると、このあたりから必ず出題されます。そこで、今回は、主語と動詞を数の上で一致させなければならないというsubject verb agreementと称される問題を見ておきます。ただ、ここでは主要な点のみしか触れませんので、迷ったら辞典、特に学習者向けの英英辞典をまめに引くことです。

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2005年05月29日

TITLE:現在完了とはどういうものか:過去形との対比を通じて理解し、使いこなすためのポイント

現在完了となると、決まって、やれ完了だ、継続だ、経験だといったことが持ち出され、がっくりします。英語を勉強しようとしている人たちは、分類の専門家になろうとしているのではありませんから、不親切この上ないことだと思います。それより、コミュニケーションの道具として単純過去と現在完了の違いを理解したうえで、自分の状況に合わせて使い分けるほうが大事です。

そもそも、「現在完了」という言葉からして誤解を生じさせています。あとで説明するとおり、むしろ完了していることが取り上げられるのは単純過去の世界なのです。その上、I have completed the report last week.(レポートは先週、完成させました)のように、過去の一定時点を示すlast weekが入る以上、現在完了は使えない、誤用だとされるかと思うと、I have lived in London for many years.(ロンドンに何年の住んでいます)のようにforだとかsinceが入るなら現在完了だと説明されるものの、なぜそうなるのかの理由までは教えてもらえません。しかし、こうした過去形と現在完了の違いは、話し手(または書き手)が現時点と隔たりのある過去の一定時点の話を報告しようとしているのか、あるいは、話し手が現時点での関心事として過去のことを取り上げているのかの違いに由来しているだけです。むずかしい英文法の本を読む必要はありません。ここで紹介する使い分けのポイントさえおさえておけば仕事で英語を使うのに不自由はしません。その程度の話です。

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2005年05月23日

TITLE:英語の未来形:Will, Be going to, そして-ing形の使い分け

英語に未来形というものはないんだよ、としたり顔で説明するような人がいますが、名前は何であれ、「こういうつもりです」「こういうことになっています」と英語で将来の話ができるのは確かです。問題は、この場合、いくつも似たようなものがあり、使い分けに迷うことです。そこで、私自身の理解をご紹介し、お役に立てればと思います。

英語でこれからのことを話そうという場合、以下で説明するような事情が思い浮かばないようであれば、とりあえず WILLで十分です。デフォルトは、WILLなんだと言ってもさしつかえないでしょう。(ただ、デフォルトと言っても、自分個人の予定を言うときは現在形または現在進行形が原則なので、WILL以外のものを使う積極的理由がない場合という程度の話です)

これに対して、「こういうつもりだ」と自分の意思が反映されるときと、現時点での手がかりをもとにこれからの話をするときは、BE GOING TO を使います。通常、日常会話で自分の予定を言うときは、ほとんどがこの BE GOING TO で済まされているのではないでしょうか。

後で説明しますが、ここでのキーワードは decided です。その発言に先行して話し手の気持ちが固まっているということです。

また、「そういうことになっている」という感じで、既に決まっているスケジュールを念頭にこれからの話をするときは進行形つまり ING 形を使います。キーワードは arranged です。段取りができているということです。

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