2006年12月25日
TITLE:THATがらみの失敗(英語の落とし穴の26)
これまで落とし穴シリーズでは、動詞、前置詞など品詞をベースにして、うっかりはまる落とし穴を取りあげてきましたが、今回は、THAT を省略できるか否かで迷う学習者向けにポイントを整理してみました。
このあたりの迷いを「失敗」と決めつけるのはちょっと気が引けますが、やはり普通に英語を使っている人からすれば、省略される THAT がいちいち入っていると違和感があるもので、逆に、あるべきところに THAT がないのも気になるものです。
そこで、今回は、「普通はこうしているよ」という見地に立って、省略するケースを4つ取りあげ、次いで、省略しないケースを4つご紹介します。
なお、この手のTHATが省略されるのは、主として話し言葉の世界のことです。言わなくても話し手の方で簡単に補充できるから、いちいち言ってくれなくてもいいよという感じになるのでしょう。他面、フォーマルというほどではなくても、ニュースその他報道関係だと、けっこう丁寧にこの種の THAT が入っていることが目を引きます。おそらくは、視聴者や読者に余計な負担をかけずに、すっと頭に入るようにという心遣いなのでしょう。
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2006年12月23日
TITLE:句動詞がらみの失敗(英語の落とし穴の25)
ビギナーはもとより、中級クラスの学習者を悩ます句動詞(連語動詞とか熟語動詞とも呼ばれています)のポイントを整理しました。
句動詞 (phrasal verb) を使いこなすためのポイントは以下で見るとおり、(1)目的語を取らない自動詞タイプのものと目的語を取る他動詞タイプの句動詞があること、(2)目的語を取る他動詞タイプの句動詞の場合に目的語が代名詞であるときは必ずそれを call it up のように句動詞の中に「取り込む」こと、(3)目的語を取る他動詞タイプの句動詞の中には分割不可であり、したがって、目的語が代名詞であっても、それを「取り込めない」ものがあること、そして(4)put up with のように3単語から成る句動詞は常に1単語のように扱い、分割できないことです。
なお、句動詞は基本的にインフォーマルな言い方であり、主として話し言葉の世界で使われるものです。ですから、carry out (実行する)という句動詞を勉強したら、常にこれを1単語で言うなら implement だな、という具合に常にセットで勉強して行くことをお勧めします。そして、人と話をしているようなときは、implement はおおげさだから、carry out を使わなきゃなと感じ、逆に改まった感じの書面では implement を使うというセンスを養うよう心がけることが大事だと思います。
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2006年12月19日
TITLE:(下)副詞がらみの失敗
失敗例の10: 場所を示す副詞が複数あるときは小さい単位から小、中、大と並べるルールがあるのに、これを守らない
わたしは東京の三鷹市郊外の小さな町で生まれ、育ちました。× I was born in Tokyo in a small town in the suburbs of Mitaka City.
○ I was born in a small town in the suburbs of Mitaka City, Tokyo.
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2006年12月17日
TITLE:(中)副詞がらみの失敗
失敗例の6: 「どのようにか」を説明する副詞を他動詞のうしろに回してしまう
当社は事業構造を抜本的に見直すことになる。
△ We will overhaul our business structure dramatically.
○ We will dramatically overhaul our business structure.
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2006年12月15日
TITLE:(上)副詞がらみの失敗(英語の落とし穴の24)
ひさしぶりにビギナー向け「英語の落とし穴」シリーズをお届けします。今回は、3回に分けて副詞がらみの失敗を16例とりあげます。
このシリーズも来年には本にして出させていただけたらと思っているのですが、書名をどうしようかと今から気がもめます。ひとまず「要点だけ英文法」でしょうか。
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2006年11月 7日
TITLE:(続)前置詞がらみの失敗
先日アップした「前置詞がらみの失敗」を補充しましたので、既に読まれている方のため、あちらで補充した部分をここに別項目としてお届けします。
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2006年11月 3日
TITLE:前置詞がらみの失敗(英語の落とし穴の22)
日本語の場合、名詞をセンテンスの他の要素と結びつける接着剤となっているのは助詞ですが、英語の場合にこの役割を担っているのが前置詞です。よく前置詞なるものはは日本語にないので学習者にとってはむずかしいという話を聞きますが、むしろ、日本語の助詞(専門家は前置詞に対して後置詞と呼んでいます)が英語の前置詞と似たような感じなので、ひきずられて、例えば、「何々を話し合う」での「を」を置き換えねばという気持ちが働き、discuss about という誤用を誘うのではないでしょうか。
それはともかく、今回は、このわかりにくいとされる前置詞の失敗を12例取りあげてみます。
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2006年10月29日
TITLE:(下)形容詞がらみの失敗
一項目増やしましたので、「失敗例の3」で終わっていた前回の上巻の最後に「失敗例の4」を足しました。その関係でこの下巻は「失敗例の5」で始まっています。
失敗例の5 肯定文なのにANYを使ってしまう。
例えば …
虫さされの薬が欲しいのですが。
× I want any medicine for bites and stings.
○ I want some medicine for bites and stings.
失敗しないようにするには …
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2006年10月28日
TITLE:(上)形容詞がらみの失敗(英語の落とし穴の21)
形容詞がらみの失敗でビギナーにありがちのものの一つに、どちらか一方しか使えない限定詞というものに意識が行かず、the car, my car と言える以上、 (これは誤用です→)The my car is cool. でもいいっかとやってしまうケースがあります。
そこで、今回は、限定詞というものに重点を置きながら、ビギナーに多い、形容詞がらみの失敗例を特集します。全部で9つありますが、きょうは前半の4つをお届けします。
失敗例の1 形容詞の並べ方には順番があることを見落としてしまう。(その1)
例えば …
この一点を除いて、他の品はすべて新品です。
× Except for this one, the all other items are brand new.
○ Except for this one, all the other items are brand new.
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2006年10月21日
TITLE:(下)助動詞がらみの失敗
★ 失敗例の7 過去の時点で、将来に向けての話をしたことを人に伝える際は、CANの過去形としてのCOULDを使うべきなのに、現在形CANを使ってしまう。
例えば …
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2006年10月19日
TITLE:(上)助動詞がらみの失敗(英語の落とし穴の20)
失敗例の1 助動詞は一つしか入らないのに、二つ入れてしまう。
例えば …
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2006年10月12日
TITLE:(下)動詞がらみの失敗
失敗例の11 ある状態から別の状態へという変化を語るときにBE動詞+形容詞を使ってしまう。
例えば …
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2006年10月10日
TITLE:(上)動詞がらみの失敗(英語の落とし穴の19)
英語の落とし穴シリーズの19回目はビギナーが気をつけるべき動詞がらみの失敗例です。全部で14例ありますが、これを3回に分けてお届けします。自動詞と他動詞の説明は、なぜか文法書を見ても詳しい話が載っていないので、これだけでも「お持ち帰り」の価値があると思います。
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2006年10月 9日
TITLE:(完)ネイティブもひっかかる落とし穴
失敗例の12 THE REASONと始めたら、IS THATで受けるべきなのに、IS BECAUSEで受けてしまう。
例えば …
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TITLE:(続)ネイティブもひっかかる落とし穴
失敗例の8 不規則動詞の変化形を間違えてしまう。
例えば …
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2006年10月 8日
TITLE:ネイティブもひっかかる落とし穴(英語の落とし穴の18)
ネイティブスピーカーといえども、英語を使い間違えるものです。主として書き言葉の世界での失敗が多いのですが、例えば、「この品が少なくなってきている。しかし、一ヶ月分の在庫は手元にある」と書く場合に、We are running low on this item, however, we have a one-month stock on hand. という具合に、however や therefore あるいは hence といった接続副詞だけで二つのセンテンスをつなぐという落とし穴に陥ったりしているものです。(これは 「(上)最低限のライティングとはどの程度か(ビギナー向け)」の Run-ons の項で取りあげた例です)
英語圏の出版物でも4版まで出ている The Broadview Book of Common Errors in English のようなものがあるぐらいですし、ネット上でも 書籍としても出ているCommon Errors in Englishのオンライン版が公開されています。このように、ネイティブスピーカーでも当然、英語での失敗はするわけで、今回はネイティブもうっかりしているとズボっと吸い込まれてしまう落とし穴を14個ご紹介します。
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2006年10月 7日
TITLE:代名詞がらみの失敗例8つ(英語の落とし穴の17)
既に仕事で英語を使っている方までもがビギナー向けの英語の落とし穴シリーズを歓迎してくださっていると知り、すっかり気をよくしてしまいました。
このシリーズのネタになっている原稿は単行本が出せるぐらいの分量があり、実際にも出版社の方に見ていただいたこともあります。ところが、以前NHKに出てらっしゃったけど、もう賞味期限切れですしね的なことを言われたり、おもしろい内容ですが、うちの読者にはむずかしすぎます、といったことでボツでした。NHKごときの名前にすがろうなどとはこれっぽっちも思っていませんから、そちらはどうでもいいのですが、読者のレベルがどうのというのが納得がいきません。
本当に書店で英語本を求める人々がそれほどレベルが低いのか調べようもありませんし、実際問題、そういうことを言う出版社の人もうんとやさしいものほど売れるという経験則と言うか、感じでものを言っているだけという印象です。他面、ビジネス英語雑記帳の読者がコメントを通じて支持してくださっているのはまぎれもない事実であり、おおいに力づけられます。そこで、こういった読者のご期待に応えるべく、この際、すべて「放出」していきます。どうぞ「お持ち帰り」ください。
前置きが長くなってしまいました。それでは、本題です。
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2006年10月 6日
TITLE:単数か複数かで迷う8つのケース(英語の落とし穴の16)
しばらく掲載をさぼってしまったビギナー向けの「英語の落とし穴」シリーズ。前回の「最低限のライティングとはどの程度か」の中でも触れたとおり、主語が複数なら述語動詞も複数形で受けるという agreement というルールがありますので、落とし穴のモトの原稿をざっと見て、この問題に関わる項目を拾い集め、ひとまとめにしてみました。重複する部分もありますが、復習ということでご容赦ください。
失敗例の1:複数形の名詞であるかのようだが、単数形の動詞で受けることになっているものに動詞の複数形を使ってしまう。
例えば …
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2006年8月 2日
TITLE:(2)何々人、何々国民の言い表し方:日本人全体を指すときはTHE Japanese
★ アジアの国々
[日本]
On the flight back from Paris, I met someone from Japan. Yes, a Japanese. I learned a few things about Japanese food and their language, Japanese. The Japanese are an interesting people.
⇒ 冒頭でも触れたように、私自身は、Japanese のように最後が •••ESE で終わる国民については、 a Japanese という形はないと教わりました。しかし、a Japanese という形は認められてないという話ではなさそうです。Leech らの An A-Z of English Grammar Usage や Michael Swan の Practical English Usage は、"a Japanese" という形があることを認めているからです。結局、Collins COBUILD の English Usage が言うように、実際上、あまり使われていないということのようです。COBUILDは、こう言っています。
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2006年8月 1日
TITLE:(1)何々人、何々国民の言い表し方:She's an American. と言えるのにShe's an English.とはいえない不思議(英語の落とし穴の15)
アメリカ人の女性を指して、
She's an American.と言うのだから、イギリス人女性を指して、
× She's an English.と言えそうなものですが、イギリスの人を指す言い方としての English は、形容詞形のみで、個々の国民を指す名詞形がありません(The English are...という形で使う方のEnglishという名詞は常に国民全体を指し、動詞も複数形となります)。そこで、
She's English.とは言えても、
× She's an English.というふうに単数形の名詞として(したがって不定冠詞を付けて)使うようなことができません。わからないものです。
同じことが、Britishについても言えます。つまり British という形容詞形はあっても、個々のイギリス人を指す名詞形としての British は存在しないのです(ここでも The British are...という形で使う名詞 British は、常に国民全体を指し、複数形の動詞で受けます)。ですから、BE動詞+形容詞ということで、
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2006年6月27日
TITLE:When?に答える副詞を入れるのはどこが普通なのか?(英語の落とし穴の15)
ちょっと前に、How? に答える副詞をどこに入れるかという記事を書きましたが、今回は、When? に答える副詞をとりあげます。副詞である以上、Who? What? が語られたあと、最後に入れるのが大原則ではあります。しかし、ここでも How? に答える副詞同様、場合によっては、主語と動詞の間、つまり文中に入れるケースもある上、When の意味合いによって、「クセ」があるので、一度はおおまかなルールを頭に入れておくと、書く時に安心ですし、何よりも、英語を読む際、今まで気づかなかった独特のポジションが目に飛び込んで来て楽しめるかと思います。
When? に答える副詞とひとくちに言っても、よくよく考えてみると、(1)どの時点のできごとなのかを説明する純然たる時点を表す場合、(2)どのぐらいの間続くのか、続いたのかを表す場合、つまり How long? に答える副詞、そして(3)どのぐらいの間隔で起きるのか、起きたのか、つまり、How often? に答える副詞の三つに大きく分けることができます。
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2006年6月19日
TITLE:(3)スペリングにひそむワナ:動詞の活用に伴う語尾変化(英語の落とし穴の14)
これまで、名詞と副詞について、ありがちなスペリングでの失敗例を見てきましたが、今回は、動詞を取りあげます。commit を過去形にする場合、commited なのか committed なのかという話です。
たしかに英語のスペリングは、無茶苦茶と言えば無茶苦茶です。実際、バーナード・ショーは、英語のスペリングは発音と合致させるべきであり、そうとするなら、手はじめに、fish は、"ghoti" と書くべきだと説いたぐらいです。つまり、tough での gh は f の音であり、women での o は、音としては、i であり、また、ti は、nation に見られるとおり、sh の音を表している。したがって、fish を英語の発音に合致させるなら、ghoti になるはずだというのです。
しかし、いくら何でも以下のとおり、多少の規則性はあり、それを知っているだけでも情けない失敗は防げるというものです。ただ、ちょっとむずかしいのは、前提条件として、問題の単語をきちんと発音できなければならないことです。例えば、commit という動詞であれば、 coMMIT というふうに、最後の音節に stress (強勢)が置かれることを知っていないと最初から話になりません。
原則は、1音節だけから成る単語または2音節以上の単語で最終の音節にストレス(強勢)が置かれるものについては、最後の一文字を「ダブル」にするということです。ですから、
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2006年6月18日
TITLE:How?に答える副詞を入れる位置:Sales suddenly increased.なのかSales increased suddenly.なのか(英語の落とし穴の13)
お知らせ:この記事は2006年11月9日に改訂しました。
How? または In what way? に答える副詞つまり
dramatically(劇的に)
significantly(かなり、大幅に)
modestly(そこそこ、中程度に)
slightly(わずかながら、若干)
のように、例えば increase といった動詞につき、「どのように」 increase したのかを示す副詞の場合、
Sales increased dramatically.(売上が劇的に増えた)
というふうに、動詞のあとに入れるのが普通で、Sales dramatically increased. という言い方は普通ではありません。実際、Googleで "sales increased dramatically" につきフレーズ検索をしてみると、10,300件ヒットするのに、"sales dramatically increased" の方は、149件どまりです。
ところが、同じく How? に答える副詞なのに、
We significantly increased sales.
という具合に、「他動詞+目的語」というセットになっている場合は、副詞の入る位置は、動詞の前という感じがあります。
そこで、きょうは、adverbs of manner (態様を表す副詞)と呼ばれる、How? に答える副詞に焦点をあわせて、どこに入れるのが普通とされているのかを改めて考えてみたいと思います。
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2006年5月21日
TITLE:(2)スペリングにひそむワナ:LYで終わる副詞をめぐる失敗(英語の落とし穴の12)
景気動向の指標あるいは業績などの動きを表す言い方をおさえておこうという場合、例えば、売上が増えたとか減ったと言いたい場合、以下のとおり、名詞としては rise と fall を、そして、組み合わせる形容詞としては、度合いの大きさに応じて dramatic, significant, modest, slight を知っていれば用が足りるものです。
We saw a dramatic rise/fall in sales.(直訳すれば、「われわれは売上の劇的増加/減少を経験した」になりますが、意訳すれば、「当社の売上は劇的増加/減少を見た」ということ。以下同様)
We saw a significant rise/fall in sales.
We saw a modest rise/fall in sales.
We saw a slight rise/fall in sales.
ただ、ビジネス英語の世界では、名詞を中心に動詞プラス名詞で組立てるよりは、動詞を中心に組立てますから、上の rise/fall を動詞に変え、かつ、形容詞に LY を付けて、副詞として使う方が一般的です。
そこで、上の例文はこうなります。
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2006年5月 7日
TITLE:(1)スペリングにひそむワナ:痛い複数形の失敗(英語の落とし穴の11)
あとでご紹介するとおり、アメリカの副大統領にまでなるような人でも「ポテト」 を potatoe と書くと思い込んでいたりして、大恥をかくぐらいですから、スペリングはむずかしいと言えます。しかも、名詞を複数形にするときのスペリングのルールは一段とむずかしく、普通に英語を使っている人でも書く段になると心配になって辞書で確かめたりするものです。
しかし、いくら何でも基本的な部分はみなさん、頭にはいっているわけで、したがって、教育のある社会人がknifes, foots といった、英語としてはあり得ない複数形を使うことはまずありません。ビギナーの方々もこのあたりは、しっかり固めておかないと、要らぬ恥をかくことになります。そこで、今回は、まさにイロハにあたるようなルールのおさらいをしておきます。
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2006年5月 2日
TITLE:MYとMINE、YOUとYOURSなど(英語の落とし穴の10)
My 何とかを一語で言えば、mine という形になり、your 何とかを一語で言うときは yours にするというルールが頭にはいっていないと、「これは彼女がやった仕事かい、それとも君のかい?」と尋ねているつもりで、こう言ってしまいます。
* Is this her work, or is it your?
正しくは、Is this her work or yours? です。
Mine など Yours だ英文法の本だけでしか見ないような感じもしますが、実際はおおいに使われており、例えば、毎日巨額の取引をしている、為替ディーラーたちは、この世界の公用語である英語を使いながら、毎日、「買った!」「売った!」を Mine! Yours! とやっているのです。
ここで改めてルールを確認しておきますと、名詞と組み合わせて使うときはMY, YOUR, HIS, HER, OUR, YOUR, THEIRという格好で使うものが、単独で使うときはMINE, YOURS, HIS, HERS, OURS, YOURS, THEIRSになります。つまり
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2006年4月25日
TITLE:定冠詞はどう使うのか:やたらと入れる神経質タイプと一切無視の豪傑タイプ(英語の落とし穴の9)
前回は、名詞が表しているXを取りあげる場合、カテゴリーとしてのXを取りあげるときは、可算名詞については、抽象的にすべてのXを取りあげるなら冠詞ナシの複数形で、具体的な代表例を念頭に置いて言うなら不定冠詞を付けるといったことを説明しました。
今回は、定冠詞の付け方です。日本語に冠詞というものがないため、国際派とされている人の英語もよくよく聴いていると結構いい加減だったりするものです。また帰国子女ということで、まわりには英語ぺらぺらと思われている人も内心では冠詞に対する苦手意識があったりします。実際、この定冠詞。一説によると、英語でビジネスをしている人の間では、すべての名詞に定冠詞を付ける神経質タイプと、一切定冠詞を使わない豪傑タイプとが二大流派を形成していると言います。しかし、定冠詞を付ける付けないには意外と単純明快なルールがあるのです。そこで、きょうは、この定冠詞の付け方をひとまとめにしてお伝えします。(もっと冠詞のことを知りたいという方はこのブログのカテゴリー中、名詞/冠詞の項をご覧ください)
そもそも、定冠詞を付けるのはどういうときなのでしょう。「そのX」と特定する役目を果たす定冠詞は、(1)特定のモノ・コトを指しており、(2)相手もそうとわかっているという二つの条件が満たされているときにのみ使うのが原則です。大事なので繰り返させてください。第一に、そこでのXが特定のモノ・コトを指していること、そして、第二に、相手もそうとわかっていること。この二つが条件です。ある程度英語ができるのに、まだ定冠詞が苦手という方は大体、条件の二の部分の理解が曖昧なケースですから、これを克服すればあとは楽です。
具体的には、例えば、ウェブサイトに「弊社の略史」と書きたいとします。この場合、XYZ 社という特定の会社の略史なのだからという発想で、The Short History of XYZ と入れたくもなりますが、読み手にとっては、その略史についての認識が最初からありませんから、上の条件の二が満たされておらず、したがって、A Short History of XYZ. と書くべきだということになります。
ちょっとむずかしく感じるかも知れませんが、幸い、文法学者がどういった場合に、「(1)特定のモノ・コトを指しており、(2)相手もそうとわかっているという二つの条件が満たされるのか」を整理し、類型化してくれています。以下のとおり四つのパターンのあることが知られているのです。
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2006年4月23日
TITLE:可算なのにaを付けず、不可算なのにaを付けてしまう失敗(英語の落とし穴の8)
可算名詞については原則的に不定冠詞 a を付け、不可算名詞については原則的に冠詞ナシで使うというルールが頭に入っていないと、こんな失敗をするものです。
例えば、ともだちが食事どきに何にしようか?と言って来たので、「じゃあ、ハンバーグにしよう」と言うとして、
* I'm going to have hamburger. [文頭の * は誤用例であるという合図です]
可算名詞なのに不定冠詞を付け損なったがゆえの誤用です。
また、「外で食事できるレストラン=屋外レストランで昼食を取りました」と言いたいとして、
* We had a lunch at an open-air restaurant.
というふうに "a lunch" と言うのも間違いです。名詞 lunch は不可算ですから、冠詞を付けないで使うのが原則です。
結局、こうした間違いをなぜ犯すかと言えば、使おうとしている名詞が可算か不可算で場合分けし、可算なら不定冠詞を付け、不可算なら冠詞ナシという基本的ルールをおろそかにしているためです。そこで、今回は、このあたりのルールをおさらいしておきます。
なお、より詳しく知りたい方はこのブログのカテゴリー中、「名詞/冠詞」の中の記事をご覧ください。また、この、冠詞の世界の「見取り図」で枠組みをつかんでおくと、以下の説明が頭にはいりやすいと思います。
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2006年4月 3日
TITLE:間接疑問文の作り方と効用(英語の落とし穴の7)
落とし穴の7 ⇒ 間接疑問文なのに普通の疑問文の語順を使ってしまう。
このルールが頭に入っていないと、「お名前を教えていただけますか?」と尋ねる場合に、こう言ってしまうものです。
*Can you tell me what is your name?[頭の*は誤用例だということです]
今回は、こうした間接疑問文の作り方という基本のおさらいをしてから、どういったところでこうした間接疑問文が役に立つのかを見て行きます。
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2006年3月25日
TITLE:I not drink much.の世界ーー否定文でのDOの扱いは大丈夫ですか?(英語の落とし穴の6)
落とし穴の6 ⇒ 否定文を作る場合、原則として、助動詞 DO とBE 動詞その他の助動詞 (CAN, WILLなど)が一緒に使われることはないというルールが頭に入っていない。
否定文を作る場合は、Don't be silly!(バカになってはいけません=バカを言ってるんじゃない)といった命令文を唯一の例外として、(1)助動詞 DO と BE 動詞その他の助動詞を一緒に使うことはなく、また(2)BE 動詞その他の助動詞がないということで DO を使うとしても、She doesn't have any class.(彼女には上品さとか洗練された感じがまるでない)のように、必ず NOT とくっつけて、最初に来る主語に続くスロットに入れなければなりません。(sheに対応するhasではなく、原形のhaveで使う)動詞はそのあとに来ます。
このルールがしっかり頭にはいっていないと…
「彼女はいつまでに何をやると決められて仕事をするのを好まない」と言おうとして、
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2006年3月17日
TITLE:Do you hungry? はなぜ駄目なのか(英語の落とし穴の5)
落とし穴の5 ⇒ Yes/No で答えてもらう疑問文の語順がわかっていない。
英語の疑問文は、相手から何か具体的な情報を聞き出したいのか、それとも、Yes か No かで答えてもらえば済む話かで作りが違ってきます。前者は、これまで「落とし穴の3と4」で取りあげましたので、今回は、Yes/No という答えを期待しての疑問文の作り方を見て行きます。
こうした Yes/No で答えてもらう疑問文の語順がわかっていないと
「お腹、空いている?」と尋ねたい場合に、
*Do you hungry? [以下*は誤用例であることを示します]
といった言い方をしてしまい、あるいは、
「テニス、好きですか?」と聞いているつもりで、
*Are you like tennis?
と言ってしまうのです。作り話みたいな悲惨な誤用例ですが、実は、聞けば誰でも知っているような名門中学校で英語を教えている方から「こういうの本当にあるんだよ」と教わったケースです。
考えてみると、なぜ *Do you hungry? は駄目なのかを説明するというのは結構面倒です。何しろ基本中の基本に立ち返らなければならないからです。しかし、出発点がきちんとしていないようでは、いつまでも不安がついてまわりますから、以下で、解説を試みます。
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2006年3月15日
TITLE:Where you come from? は、どこがどう変なのか(英語の落とし穴4?2)
前回お届けした「疑問詞で始まる疑問文での語順、あやふやじゃありませんか?(英語の落とし穴の4)」では、BE動詞が使われているセンテンスを疑問詞で始まる疑問文に直す方法を見ましたが、番外編として、一般動詞が使われているセンテンスを疑問詞で始まる疑問文に直す方法をおさらいしておきます。
具体的には、なぜ同じく一般動詞を使っているのに、What happened to our order? (注文したものはどうなっいるのでしょうか)では DOを使わないのに、Where do you come from? だと、なぜ DO が必要なのかということです。(これがわかっており、説明できる方は、これ以上読んでくださる必要はありません。疑問詞で始まる疑問文に関しては卒業レベルです)
ところで、Where do you come from? のように、一般動詞(ここでは come)を使うケースも、先頭の疑問詞の次のスロットに動詞/助動詞が来るという点では、疑問詞で始まる疑問文固有の特徴をBE動詞を使うケースと共有しています。これに対して、大きく違うのは、Where do you come from? のように、平叙文に戻した場合の述部について尋ねている疑問文では必ずDOの助けを借りる必要があるのに、What happened to our order?(注文したものはどうなりましたか?)のように、平叙文に戻した場合の主部について尋ねている疑問文では、DOが入らないという点です。
先にヒントを出しておきますと、(これは私自身、そういう教育を受けたということなのですが)一般動詞を使っているケースで、You come from SOMEWHERE.という格好のものを疑問文にするときは、 Where do you come from? になるが、SOMETHING happened to our order.という形のものを疑問文にするときは、単にSOMETHINGの部分をWHATと置き換えて、What happened to our order?にするというのがルールです。いったん憶えてしまえば、結構単純明快なルールであることがわかります。以下、このあたりをもう少し丁寧に解説していきます。
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2006年3月14日
TITLE:疑問詞で始まる疑問文での語順、あやふやじゃありませんか?(英語の落とし穴の4)
落とし穴の4 ⇒ 疑問詞で始まる疑問文での並び順があやふやなため、不思議な語順の疑問文を作ってしまう。
例えば
「この製品の用途はどういうものでしょう?」
と相手に尋ねたいとします。
こういった場合、What で始めるという程度の英語の知識はあっても、疑問文を作る際の語順がきちんと頭に入っていないと、日本語の場合、動詞が最後に来ることも手伝って、苦し紛れで、こんな言い方をしてしまうものです。
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2006年3月12日
TITLE:センテンスでないものを書いていませんか?(英語の落とし穴の3)
落とし穴の3 ⇒ センテンスのイメージが曖昧なため、フレーズ(句)や節を独立したセンテンスかのように扱ってしまう。
例えば
「どう見ても人手不足だから派遣の人を何人か入れなきゃ。」
と言いたいとします。
こういった落とし穴があることを見落としていると、こう書いてしまうものです。
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2006年3月 9日
TITLE:助動詞がどういうものであるかわかっていますか?(英語の落とし穴の2)
落とし穴の2 ⇒ 英語は、原則として、まず主語、次に動詞と並べなければならないのに、助動詞だけで済ませてしまう。
例えば …
「彼女はスペイン語をよく話すことができる(=彼女はスペイン語が実にうまい)」
と言いたいとします。
この落とし穴にひっかかる人はうっかり、こういった言い方をしてしまうものです。
She can Spanish very well.
まさかと思われるかも知れませんが、初めて外国人と英語で話すことになった場合など、緊張のあまり、意外とこの手の初歩的ミスが出たりするものです。
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2006年3月 7日
TITLE:述語動詞と「動詞もどき」の見分けはつきますか?(英語の落とし穴の1)
きょうから、「英語の落とし穴」というタイトルで、ビギナー向けの英語講座を連載して行きます。全部で208例あるので、当分、ブログネタで困ることはなさそうです。なお、折々、別の種類の記事も挟んで行きますので、ご了承ください。
この「落とし穴シリーズ」は、もともとは英語学習者が陥りがちな落とし穴を集めて、初心者を待つワナ、中級者を待つワナ、ネイティブも落ちるワナという章立てだったのですが、この際、すべて初心者向けに再構成するつもりです。読めば、ひととおり代表的な失敗に触れることができ、その種のワナにひっかからないだけの眼力ないしセンスがつくはずです。
実はビギナー向けの授業を担当したことがないので、正直、「土地勘」がありません。ひたすら、自分は英語をこう教わった、自分にとっての英語はこういうものだという感覚で書いているだけです。そこで、ビギナーのみなさんからのコメントにおおいに期待しています。どうぞよろしくお願いします。
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